二年以上の間バックパック一つに入る持ち物だけで過ごした経験を日本での生活に応用できれば、節約、サバイバル、節制した生活に役立つかもしれないと思いました。
【ショッピングモールで避暑】冷房をお裾分けしてもらう|目から鱗のバックパッカー的、節約生活?
【ショッピングモールで避暑】
バックパッカーとして東南アジアの国々を旅していた時に、クーラーのある宿に宿泊することは滅多にありませんでした。
慣れるとクーラーのないのも平気になってくるものでしたが、飛び切り蒸し暑い時や、炎天下の下、長く外にいた後などは、体が冷房を求めていることはありました。
そんな時は、ショッピングモールなどの冷房が効いている場所によく涼みに行きました。
タイのバンコクやインドネシアのジャカルタなどの大都市は、大都市ならではのヒートアイランド現象や酷い大気汚染もあり、ねっとりとした空気の重みが身体に堪えました。
そう考えると都市の夏は電気が無ければ過酷になりがちですが、反面冷房設備がある場所も多いので、無料で冷風を味わえる場所もそこら中にあるのがラッキーです。
貧乏旅行中は何でも安上がりを目指していたのでクーラーを諦めることは当然でしたが、日本の大阪で夏に冷房のない室内でずっと過ごすことは、もしかしたらあの時以上に過酷かもしれません。
クーラーを使わないで暑い室内で我慢していると、熱中症になる可能性があるとよく注意喚起されますが、本当に暑い時は日本の家庭でよく見る扇風機では、暑さに対して不十分だと思います。
暑い国々では冷房はなくても、大きな天井ファンで強烈に風を浴びることはできましたから、扇風機からの風量は日本とは桁違いでした。
なので、日本では電気代の高騰が気になる御時世、家でクーラー代をケチりながら、ショッピングモールに行って涼むのも一つの手だと考えます。
今だと、無料のWi-Fiが繋がる所も多いので、納涼にもってこいです。
日本でもお年寄りの方などで、この方法を使って暑さを凌いでいる方は見かけます。
ケチケチ大作戦です。
家での用事がある場合はクーラーを使いたいですが、ケチるのなら水シャワー作戦もありです。
熱が籠もって火照った体を水で冷まし、温水に変換する費用もケチって一石二鳥ですから。
暑いのをひたすら耐えるのは辛いから、ちょっと何処かでお裾分けしてもらう感覚で、涼ませてもらうのは悪い事ではないでしょう。
無いなら無いで何とかなりますし、何とかしないといけないので嫌でも知恵を絞ります。必要な分が確保できれば幸いです。
バックパッカーを長くしていると、一つのバックパックに入る荷物の量には限りがありますので、必然と荷物の量を調整しないといけませんでした。
重いと背負って移動する時には大変苦労しますので、だんだんと私のバックパックの中身は洗練されていきました。
最低限必要な物だけに削ぎ落とされていきましたが、旅行中にはまったく不自由に感じることはありませんでした。
変人バックパッカーの中には行きついた先がバックパックも持たないスタイルの人もいました。
スーパーの袋一つで旅をしている人がいました。
その方、日本人でした。
私はそこまでのことは出来ませんでしたが、日本に帰ってきた時に実家に戻った際には、「なんて物が多いんだろう」と思い、凄く居心地が悪かったです。
沢山持っていた服なんかは、海外の必要としている人々に送る活動をしていたボランティア団体に、大半を引き取ってもらいました。
ただ日本での生活は、バックパッカーの時のようにはいかないということをもう少し考えれば良かったという反省もありました。
思慮が足らずに突っ走った結果、後になってから少し不自由を感じましたので、ちょっとやり過ぎだったなと思ったのですが、物は生活に必要な最低限度があれば、実際にはそれで足りているのは確かなことだとは思います。
程度の問題がありますが、自分がどこで線を引くかということで全てが変わり、どうにでもなるのかもしれません。
HanaAkari