二年以上の間バックパック一つに入る持ち物だけで過ごした経験を日本での生活に応用できれば、節約、サバイバル、節制した生活に役立つかもしれないと思いました。
【余剰在庫なし】意外に努力が必要|目から鱗のバックパッカー的、節約生活?
【余剰在庫なし】
日本で生活していると知らない間に身の周りに物が増えてきます。
ある程度は垢のようなものとして容認しながらも、ふとした拍子に「本当に必要なのか?」と自問自答する瞬間があります。
経済状況が悪くなれば節約を嫌でも考えますので、これまで全く意識しなかったことに気が付きました。
本当にせこいことなのですが、消耗品などは必ずストックがあるように買っていることに疑問が起こったのです。
トイレットペーパー、諸々の詰め替え用の洗剤などの生活消耗品は、腐るものではありませんし、高価ではないので、いつも在庫があるようする癖がついているのだと思いました。
例えばトイレットペーパーは、一セット買えばしばらくありますが、必ず二、三セットは在庫があるように買い足しています。
在庫が二セットになると、一セット買い足すという具合です。
他の生活消耗品も必ず一定数を維持するように買い足されていて、無くなった試しはないですから古い在庫は一体いつのものかすら分からないくらいです。
私はこの小さな「備えあれば患いなし」の囚われにメスを入れて、必要最小限にまで縮小できないものかと考えました。
日本は有難いことに特別なものでない限り、近くのお店やネットで生活に必要な物はいつでも買えるので可能なはずです。
しかしこれが意外と出来ないことに気が付きました。
何が不安なのでしょう?それほどに在庫を持つ必要もないはずだと頭で考えていても、必要以上の在庫はなくなりません。
貧乏性というものかもしれません。
この変な収集癖を改善したいと思っています。
これは癖を修正したい為に節約と結び付けている節もありそうです(笑)
無いなら無いで何とかなりますし、何とかしないといけないので嫌でも知恵を絞ります。必要な分が確保できれば幸いです。
バックパッカーを長くしていると、一つのバックパックに入る荷物の量には限りがありますので、必然と荷物の量を調整しないといけませんでした。
重いと背負って移動する時には大変苦労しますので、だんだんと私のバックパックの中身は洗練されていきました。
最低限必要な物だけに削ぎ落とされていきましたが、旅行中にはまったく不自由に感じることはありませんでした。
変人バックパッカーの中には行きついた先がバックパックも持たないスタイルの人もいました。
スーパーの袋一つで旅をしている人がいました。
その方、日本人でした。
私はそこまでのことは出来ませんでしたが、日本に帰ってきた時に実家に戻った際には、「なんて物が多いんだろう」と思い、凄く居心地が悪かったです。
沢山持っていた服なんかは、海外の必要としている人々に送る活動をしていたボランティア団体に、大半を引き取ってもらいました。
ただ日本での生活は、バックパッカーの時のようにはいかないということをもう少し考えれば良かったという反省もありました。
思慮が足らずに突っ走った結果、後になってから少し不自由を感じましたので、ちょっとやり過ぎだったなと思ったのですが、物は生活に必要な最低限度があれば、実際にはそれで足りているのは確かなことだとは思います。
程度の問題がありますが、自分がどこで線を引くかということで全てが変わり、どうにでもなるのかもしれません。
HanaAkari