このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ミールス】激うま!タミルナードゥ州|旅の玉手箱 食べ物編-18
【ミールス】
南インド版の〈ターリー〉が〈ミールス〉でした。
どちらもインドの定食で、主食とおかず、カレー系スープなどがワンプレートにセットになったものでした。
よく見たのは、お子様ランチのように間仕切りがあるアルミのプレートに、慎ましやかに盛り合わせられたものでした。
庶民の毎日の食事ですから、豪勢では無かったですし、南インドの〈ケーララ州〉では、バナナの葉がプレート代わりになっているものもありました。
他の地域はほとんど金属プレートでした。
〈ターリー〉の主食は全粒粉の小麦から作った〈チャパティ〉ですが、〈ミールス〉は白米でしたから、日本人の私にはやはりお米の方が食べやすかったです。
ただ〈ミールス〉も〈ターリー〉も地域によって味がかなり違いました。
〈ミールス〉は南インド定番の定食ですが、個人的には〈タミルナードゥ州〉のものがとても美味しかったです。
ちなみに〈ターリー〉は〈グジャラート州〉のものが絶品でした。
〈グジャラート州のターリー〉と〈タミルナードゥ州のミールス〉とでは、甲乙つけられません。
私個人の感想は、どちらも他の地域と比べたら桁が違っていました。
〈タミルナードゥ州〉の「ミールス」は、飛び切り美味しかったです。
南インドではお米が主食でしたが、お米も細長いインディカ米ではなく、ふっくらと丸みを帯びた日本の米に近いタイプだったのでとても気に入りました。
〈タミルナードゥ州〉で食べたお米には、炊いた白米だけで美味しいと感じました。
お漬物と一緒にご飯だけ食べてみたかったです。
セットメニューのカレーやおかずも〈タミルナードゥ州〉の「ミールス」は他の州と違い、抜きん出て美味しかった印象です。
食文化は伝統や豊かさなどで地域性が出てくるのだと思うのですが、美味しい食に出会うと幸福を感じます。
〈タミルナードゥ州〉の「ミールス」最高でした。
HanaAkari