「非暴力」 M.K.ガンジー著 を読んで

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読書感想文〈非暴力〉 〈外国人〉作品を読んで
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「非暴力」を武器に偉大な魂は人を越えて闘う?人類の革命家なのでしょうか?

インドを旅行してインドの魅力の虜になった私でしたが、インド独立の父「マハトマ・ガンジー」のことについては、これまでほとんど知識がありませんでした。

立派な凄い人ぐらいにしか考えておらず、俗っぽい旅行が主だった当時の私には縁が遠い存在だったのでしょう。

今でも背伸びして読んでいる節は否めませんが、「マハトマ」=「偉大な魂」と呼ばれた人物について少しでも触れてみようと思えるようになったのは、歳を重ね少しは精神的なことも成長したのかも?手前味噌ですがそんな感じです。

ガンジーのことは良く知らなくても、ガンジーの行った運動の一つに「非暴力」というものがあることは知っていました。

有名なフレーズなので言葉は知っていたということですが、それについての文献を読んでみて思ったのは、よくそのようなことが出来たものだという驚きです。

偉大な魂と称えられるほどの人物は、魂の声に従って生きようとしているようにしか思えませんでした。

ガンジー
ガンジー

人が非暴力であると主張する時、彼は自分を傷つけた人に対して腹を立てないはずだ。彼はその人が危害を受けることを望まない。彼はその人の幸福を願う。彼はその人を罵倒しない。彼はその人の肉体を傷つけない。彼は悪を行う者の加えるすべての害悪を耐え忍ぶであろう。

「非暴力」M.K.ガンジー冒頭部分より

ガンジーは筋金入りの理想主義者だったように思えますし、「非暴力」というなかなか真似できない手段を使って、イギリスの植民地だったインドを自立させるべく、闘った革命家のような印象も受けました。

私はどいらかというと、宗教家のような精神的指導者のように勝手に思い込んでいましたが、どうも人々のために高い理想を掲げて進む、強い意志を持った戦士といった感じだったのかもしれません。

それはガンジーのこんな言葉から感じました。

私にとって愛の法則は、生存の法則である。

私はやる度に失敗するが、その失敗によって私の努力は一層決然たるものになるのだ。

かかる事はその達成が全く不可能であるかもしれない。しかし、私は非暴力の意味するところは、何ものにも優っていることを知っている。

我々は英国人が確かに武力に従順であるように、愛情の力にも従順であることを信じなければならぬ。

たとえ偉大な魂にはなれなくても、偉大な魂が残してくれた礎を忘れずに、少しずつでも努力して生きていきたいものです。

ハンガーストライキ

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今では、著作権が消滅した作品が「青空文庫」という電子図書で無料で読むことが出来るので、大変ありがたいことです。

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良い発見をしました。

HanaAkari

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