二年以上の間バックパック一つに入る持ち物だけで過ごした経験を日本での生活に応用できれば、節約、サバイバル、節制した生活に役立つかもしれないと思いました。
【カートン買いしない】ついつい手が出るのを防ぐ｜目から鱗のバックパッカー的、節約生活？
【カートン買いしない】
私は以前は喫煙していましたが、その時には煙草をカートンで買っていました。
とにかくチェーンスモーカーでしたので一度煙草を吸い始めると、何本も吸ってしまうのが癖でした。
ヘビースモーカーとは少し毛色が違い、続けて吸ってしまうのです。
多分、口が寂しいという現象なのかもしれません。
昔はパチンコ屋で吸い終わっていない煙草が灰皿に置かれているのをすっかり忘れて、知らない間に新しい煙草に火を点けているとうこともよくやりましたし、居酒屋でも同じようなことはよくありました。
こんな性質ですので、あればあるほど煙草を吸ってしまう訳です。
なのでカートン買いをしていたのですが、これが喫煙本数を増やす要因になっているのだと感づいたのはインドでの煙草事情からです。
当時のインドでは経済的な事情なのかもしれませんが、煙草屋では煙草を一本づつのバラで買うことができました。
日銭を稼いでその日暮らしをしているような人々が多くいましたので、箱買いするのには、はばかりがあるようで、一本買いの需要があったのだと思います。
煙草よりはるかに安い、葉っぱに少しの煙草の葉を包んだ「ビリー」というガツンと吸い応えがあるインドの煙草もバラ売りされていましたし、普通の煙草は高価でした。
ただこのやり方でしたら、吸いたくなったら一本買って吸うことになるので、自ずと喫煙本数は減ると思います。
一度インドで禁煙を試みた時に、少しづつ本数を減らしていこうと目論んで一本買いを試してみたのですが、あの時は結局面倒になって諦めてしまいました。
少しづつ減らしていこうとすることが私には難しかったのでしょう。
その後、日本で体調を崩したことをきっかけに禁煙に本気で取り組みましたが、達成するまでにはかなり苦労しましたので、ニコチンに対する中毒症状もあるのでしょうが、性格的なものも影響しているのだろうと思います。
ただわざと不便にしていつでも手元に無いようにすれば、嫌でも我慢することになりますから、まとめ買いをしないということは節約に繋がるのではないでしょうか？
きっとそうだと思うのは煙草でなくても、お菓子もまとめ買いしても結局は、どんどん食べてしまって日数を引き伸ばすことには私の場合はならないようなので…
我慢するのが苦手な場合や、上手にコントロールできない場合には、「カートン買い」や「まとめ買い」はしないというのも手段も一つです。
あとは近くのコンビニに行くか？行くまいか？の葛藤との勝負です。
町中の暮らしは便利な反面、誘惑要素も多いよいうに思います。
無ければ無いで仕方なく諦めるしかないだけなのですが、簡単に手に入るならばそうしてしまいますよね、やっぱり。
無いなら無いで何とかなりますし、何とかしないといけないので嫌でも知恵を絞ります。必要な分が確保できれば幸いです。
バックパッカーを長くしていると、一つのバックパックに入る荷物の量には限りがありますので、必然と荷物の量を調整しないといけませんでした。
重いと背負って移動する時には大変苦労しますので、だんだんと私のバックパックの中身は洗練されていきました。
最低限必要な物だけに削ぎ落とされていきましたが、旅行中にはまったく不自由に感じることはありませんでした。
変人バックパッカーの中には行きついた先がバックパックも持たないスタイルの人もいました。
スーパーの袋一つで旅をしている人がいました。
その方、日本人でした。
私はそこまでのことは出来ませんでしたが、日本に帰ってきた時に実家に戻った際には、「なんて物が多いんだろう」と思い、凄く居心地が悪かったです。
沢山持っていた服なんかは、海外の必要としている人々に送る活動をしていたボランティア団体に、大半を引き取ってもらいました。
ただ日本での生活は、バックパッカーの時のようにはいかないということをもう少し考えれば良かったという反省もありました。
思慮が足らずに突っ走った結果、後になってから少し不自由を感じましたので、ちょっとやり過ぎだったなと思ったのですが、物は生活に必要な最低限度があれば、実際にはそれで足りているのは確かなことだとは思います。
程度の問題がありますが、自分がどこで線を引くかということで全てが変わり、どうにでもなるのかもしれません。
HanaAkari
