【遠慮の塊なし】目から鱗のバックパッカー的、節約生活?

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節約 目から鱗のバックパッカー的節約生活?
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二年以上の間バックパック一つに入る持ち物だけで過ごした経験を日本での生活に応用できれば、節約、サバイバル、節制した生活に役立つかもしれないと思いました。

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【遠慮の塊なし】是が非か|目から鱗のバックパッカー的、節約生活?

【遠慮の塊なし】

日本ではよく「遠慮の塊」現象が起こります。

一番の例は大皿に盛り合わせた食べ物が最後の一つになると、意識的に誰も手に付けないので、ずっと残ったままになってしまうことですが、食べ物以外でもそのような傾向はあるのが日本らしいところだと感じます。

談話室や公共の場などでポツンと忘れ去られたように置かれているジュースの空き缶や、誰かが忘れていった何らかの小物などは、清掃の方が処理するまでずっとそこに残っていることはよく見かけたりするものです。

遠慮のかたまり

飲みさしのジュースはともかく、ちょっとした小物などは誰かが持って行ってもおかしくないと思うのですが、見向きもされずにずっとそこにあるのは、不思議な暗黙の了解です。

というのもインドを旅していた時は、このような現象が起こることの可能性は、皆無に等しいくらいだったので「遠慮すると負け」くらいの意識を持っていました。

インドにある日本寺にしばらく宿泊していた時のことです。

お寺には誰でも自由に出入りできましたし、近所の貧しい子供たちもよく遊びに来ていました。

ある日の事、洗濯をしようと思い浴室に行ったのですが、忘れ物をしたので浴室に洗い物と洗濯洗剤を置いて一旦部屋に戻りました。

そして浴室に戻った時に私は驚いたのです。

近所の子供が、私の洗濯洗剤を使って自分の服を洗濯していたのです。

洗剤はインドで買った小袋に入った使い切りタイプのものでしたので、袋は空になって床に投げ捨てられていました。

あの時は投げ捨てられているように思え、怒り心頭し思いっきり怒りましたが、よくよく考えてみるとインドではそういったことは普通だったのです。

浴室に置き忘れた石鹸なども必ず無くなっていました。

人の使いさしの石鹸を獲るなんてあまり考えられない浅ましい行為のように思いますが、それは私が石鹸なんかはあって当然のものと思っており、そのありがたさを忘れて価値を感じていないからそう考えてしまうのかもしれません。

ただ、貧富の差で人のものを泥棒するという現象が起るというよりも、インドでは必要な人が必要なものを使うというスタンスがあるように感じました。

ですからそこには盗んだとか、遠慮といった感覚は存在しないのではないでしょうか?

タイヤ転がし

私見ですが、「遠慮の塊」は一見すると慎みのある行為のように思えますが、実際はもったいないことですし、本当は食べたいのに食べられないという歪さもあったりします。

どちらが良いとか悪いとかではなく、「必要な人が必要なものを使う」という当たり前のことを自然に小さな生活の中で行っているのはインドの素敵なところだったと思います。

もちろん泥棒を奨励しているのとは違いますし、日本も昔は近所の人がお互いに余ったものをお裾分けし合ったものです。

そこに傲慢な優劣関係や上下関係が無いのがいいところでしょう。

もしそのような意識があると、「これだけしてやったのに」「恩知らず」といった歪な方向に向かってしまいますから。

建前の「遠慮の塊」は無しで、食べたい人が食べたら良くないですか?

後腐れなしで。

可能?不可能?

無いなら無いで何とかなりますし、何とかしないといけないので嫌でも知恵を絞ります。必要な分が確保できれば幸いです。

バックパッカーを長くしていると、一つのバックパックに入る荷物の量には限りがありますので、必然と荷物の量を調整しないといけませんでした。

重いと背負って移動する時には大変苦労しますので、だんだんと私のバックパックの中身は洗練されていきました。

最低限必要な物だけに削ぎ落とされていきましたが、旅行中にはまったく不自由に感じることはありませんでした。

変人バックパッカーの中には行きついた先がバックパックも持たないスタイルの人もいました。

スーパーの袋一つで旅をしている人がいました。

その方、日本人でした。

私はそこまでのことは出来ませんでしたが、日本に帰ってきた時に実家に戻った際には、「なんて物が多いんだろう」と思い、凄く居心地が悪かったです。

バックパッカー

沢山持っていた服なんかは、海外の必要としている人々に送る活動をしていたボランティア団体に、大半を引き取ってもらいました。

ただ日本での生活は、バックパッカーの時のようにはいかないということをもう少し考えれば良かったという反省もありました。

思慮が足らずに突っ走った結果、後になってから少し不自由を感じましたので、ちょっとやり過ぎだったなと思ったのですが、物は生活に必要な最低限度があれば、実際にはそれで足りているのは確かなことだとは思います。

程度の問題がありますが、自分がどこで線を引くかということで全てが変わり、どうにでもなるのかもしれません。

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HanaAkari

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