旅の玉手箱【マナリー】〈インド編-5〉

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旅の玉手箱 〈インド〉 旅の玉手箱〈インド編〉
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インド国内での動き
  • マナリー
    〈Manali〉
    マナリーは〈デリー〉よりずっと北〈ヒマーチャル・プラデーシュ州〉にある、山岳部にある小さな町でした。ヒッピーの隠里のような場所で、私たちはインドでは珍しい温泉のある〈バシスト〉地区に宿泊しました。
  • 峠道
    〈いくつもの峠を越えてレーに〉
    〈マナリー〉から夏期にのみ開通する標高3000メートル以上の峠をいくつも越えて、バスにて一泊二日の行程でリトルチベットといわれる〈ラダック〉の〈レー〉に向かいました。道中最高地点〈タグラン峠〉は標高5328メートルで、若干の高山病の症状は起こりました。
  • レー
    〈Leh〉

    〈ラダック〉の中心地〈レー〉は標高3650メートル。インドのリトルチベットは私にとっては、古き遠い記憶が甦ってくるような感覚があり、とても居心地がよく大好きな場所になりました。

  • アルチ
    〈Alchi〉

    〈アルチゴンパ〉と呼ばれる僧院がある村です。〈レー〉より西に少し離れた所にあり、宿泊もしました。

このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【マナリー】バシスト温泉からラダックへ|旅の玉手箱 インド編-5

【マナリー

標高2000メートルにある小さな山間の町ですから、霧も多く発生して肌寒いと感じる時もありました。

デリーからバスで来ましたが、インド平野部の都会の強烈な暑さや、排気ガスと砂埃で濁った空気も一切なく、都会の喧騒から逃れてきたようで、生き返ったようでした。

山の空気、森林の空気、やはり人間にとって大事な要素なんだと思います。

〈マナリー〉はインドの中にあるチベット〈ラダック地方〉への玄関口に当たる場所で、夏期にしか開通しない高山の峠道への起点でした。

〈リトルチベット〉と呼ばれる〈ラダック〉への交通拠点として以外の顔は、ヒッピーたちの隠里的な所で、インドでは〈ガンジャ〉と呼ばれるマリファナの聖地のような一面もありました。

バス停のある〈ニューマナリー〉エリア、古い〈オールドマナリー〉エリア、温泉のある〈バシスト〉エリアがあり、私たちは〈バシスト〉エリアに宿泊しました。

マナリー

インドでは珍しい温泉がある〈バシスト〉で温泉サドゥーに会いました。

〈バシスト〉には温泉があるということで、ずっと水シャワーのみの入浴が続いていましたし、お湯に浸かる温泉文化をこよなく愛する私には、とても嬉しいことでした。

ですからどこのエリアに宿泊するのか?と悩むことは一切なく、即決で〈バシスト〉へ向かいました。

小さな集落といった感じで旅行者もほとんどおらず、静かな所でいい感じの場所でした。

インドでは温泉に入る時に、日本のように真っ裸になるというのは御法度ですので、水着着用で楽しませてもらいました。

石造りの風呂は天然温泉掛け流しですが、水深は深く立って入る深さになっていました。

そこは少し残念なところで、ゆっくりお湯の中に腰掛けながらほっこりすることができなかったです。

しかし、久しぶりのお湯は嬉しい限りでした。

温泉は外から一見すると石造りの小さなヒンドゥー教寺院のようになっていて、石塀で囲まれた造りになっていました。

中心に大きな浴槽があり、その周りにはスペースがあって、サドゥーと呼ばれるヒンドゥー教独特の出家修行僧がじっと座していました。

サドゥー
サドゥー

湯煙の漂う中、浮世離れした温泉サドゥーは、物静かに何を思い、何を感じていたのでしょう?

大地の熱を感じ、宇宙と一体となっているかのように佇んでいました。

そのサドゥーから手に持った物と一緒に静かに私の方に手が差し伸べられ、一言「ボン」という言葉が発せられました。

HanaAkari

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