「花明かり」 桜の花が満開となり、夜の闇もほのかに明るくなる。
新型コロナ禍生活の最中にほんのりと勇気をもらい、コロナを含め色々な良くないと思われる状況で先の見えない闇の中にも、「優しい灯り」はあるんだなと思えた幸せな言葉です。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【花明かり】満開の夜桜にほんのり勇気をいただく。｜言葉の小槌0
【花明かり】 【HanaAkari】
記念すべき0号は、自己紹介を兼ねてこのブログ名とペンネームの由来でもあります「花明かり」について書きたいと思います。
私がこの言葉を知ったのは新型コロナウィルスの騒動が一年以上続き、公私ともに先の見えない閉塞感に疲弊していた2021年の桜の季節は過ぎた梅雨の頃でした。
恥ずかしながら50年近く生きてきて初めて聞いた日本語でした。
春先の少し冷んやりした闇夜が、満開になった桜の花でぼんやりと明るくなる様を表現した美しい言葉です。
その年は以前のように満開の桜の木の下でお座敷を敷いて宴会を楽しむことはできず、密かに個人で桜を楽しんだのを憶えています。
私の住む地域は桜が多く、何気なく「花明かり」を目にする機会があったようで、この言葉を知った時に、あの情景がそうだったのかと思い浮かべることができました。
「花明かり」 桜の花が満開となり、夜の闇もほのかに明るくなる。
新型コロナ禍生活の最中にほんのりと勇気をもらい、コロナを含め色々な良くないと思われる状況で先の見えない闇の中にも、「優しい灯り」はあるんだなと思えた幸せな言葉です。
どんなに暗い状態にあっても、たとえ一気に物事が好転しなくても、美しく優しい灯りが闇夜を明るくしてくれる希望の明かりのように思えました。それでいて大地にしっかりと根を張り、どっしりとしたたたずまいに満開の花を咲かせる桜の木。
優しいほのかな明るさの源には力強さと勇気も含まれているんだろうと思います。
余談ですが、この言葉を教えてくれたのは日本在住の中国人の友人だったのですが、面白いやらちょっと恥ずかしいやらです。
HanaAkari
