言葉の小槌38 word is magic 【一期一会】

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「死」というものと結びつけると「一期一会」の言葉の重さは増し、より心に刺さってきます。

私には「後悔先に立たず」にも通じるようです。

このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。

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【一期一会】後悔しないために大切にしたい言葉です|言葉の小槌38

【一期一会】

「全ての物事に対して一生に一度しかない機会だ思い、誠心誠意を尽くして接してもらいたい」そのような意味があり、とても綺麗で凛とした言葉です。

千利休が残した茶道の心得とのことですが、茶会の一回一回が一生に一度の機会であるという心構えで、お互いに誠心誠意を尽くしましょう、ピリッとします。

茶道
茶の心得

日常の生活の一瞬一瞬が大切ですよと教えてくれているのですが、私の場合「惰性」の方が極端に勝っているようですので、穴があったら入りたい気持ちになります。

しかしながらよくよく考えるとその通りなのは分かります。

今日やらなくても明日があるからいいと思ってしまいがちなのですが、明日があるなんて本当のところ分かりません。

私には明日生きている保証はありませんので客観的に考えると当然なのですが、実際は明日死ぬかもしれないと思って生きていないのが、怠惰の原因かもしれません。

「人生は今でしょ」です。

テレビドラマの「ドクターX」で米倉涼子演じる一匹狼の天才外科医、大門未知子が放った言葉を思い出しました。

「私達医者には失敗しても次があるかもしれないが、患者に次は無いんだよ」このようなセリフだったと思いますが、考えの甘い新人外科医が執刀に挑む際に言ったのですが、グッときましたし、もし私が大病をして大手術を受けるのならば大門未知子のような先生にお願いしたいです。

「死」というものと結びつけると「一期一会」の言葉の重さは増し、より心に刺さってきます。

私には「後悔先に立たず」にも通じるようです。

母が肺癌を患い亡くなるまでの間にあった、小さな出来事が今でも忘れられません。

闘病生活といっても、母の場合は抗癌剤を投与する期間と最後の時以外の大半は自宅で過ごしていたのですが、ある日母に付き添って病院に行った帰りでのある出来事が小さな出来事なのに、大きな後悔となっています。

病院からの自宅への帰り道、駅から家までを歩いて帰っていたのですが、母は乗ってきた自転車を押しながら歩いていました。

何も考えずに歩いていた私の歩くスピードが、肺を患っている母には早すぎたようで、「息苦しいから、もう少しゆっくり歩いて」と言われたのです。

忘れられませんし、なぜ私が自転車を押してあげなかったのだろうと今も後悔しています。

「親孝行したい時に親はいない」

「一期一会」の大切さを改めて考えています。

HanaAkari

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