言葉の小槌96 word is magic【開拓】

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言葉の小槌 51~100
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開拓することには熱心ですが、その後には維持する必要が発生することにも、もう少し意識した方がいいのではないのかと私は思っています。

一度人間が開墾した土地を放置した場所には、なぜか笹竹とつる植物のカズラが群生してしまい、人が立ち入ることも出来ないくらいに、はびこってしまいます。

このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。

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【開拓】開拓の後には維持管理も必要だと思います。|言葉の小槌96

【開拓】

かつて新天地を求めて人々は移住して行きました。

アメリカや日本の北海道なんかはそのような移住者、開拓民によって切り開かれた場所として知られています。

今では、次の新天地は宇宙にありというようなことも、現実になる時期がそう遠くないような印象があります。

人のフロンティア精神は何処までも広がっていくのでしょうか?

希望と夢の行き先があるのは素敵なことですが、開拓することには熱心ですが、その後には維持する必要が発生することにも、もう少し意識した方がいいのではないのかと私は思っています。

ちっぽけな私の小さ~い規模の「開拓」風の経験からそう思います。

宇宙探査
宇宙探査

「開拓」後は維持管理をしなければ、元の木阿弥以上に環境は悪化する?

田舎暮らしをしていた時期ですが、以前は農地だった場所が、放置されて草木に覆われた土地が多くありました。

お爺さんがコツコツと森を切り開き農地にしたけれども、その次の代では農業を継続することが出来なくて、農地は放置され草ぼうぼうの荒れ放題になってしまったのです。

伐採

大規模農家は別なのでしょうが、小規模農家で兼業農家のような場合は、大抵管理が出来なくなってそうなっていました。

小規模では生活に十分なお金を稼ぐことが出来ないことと、普通に外に働きに出ると家庭菜園レベルなら農業を楽しめるでしょうが、農地の管理となるとそうもいかないのが現実のようでした。

高齢化もあります。

そして農地を放置してしまうと、あっという間に草に埋もれ、草刈りだけでも重労働で、最終的には完全に放置することになってしまったのでした。

一度人間が開墾した土地を放置した場所には、なぜか笹竹とつる植物のカズラが群生してしまい、人が立ち入ることも出来ないくらいに、はびこってしまいます。

草むらなら草刈りもまだ簡単なのですが、笹竹が生い茂ってしまうと硬いので、刈るのも大変ですし、つる植物は草刈り機に巻き付いて、共に草刈り機を使っても簡単には開墾すらできません。

そういった場所を農地に戻す活動をしましたが、開拓民の大変さは並大抵のことでは無かったのだろうと想像できました。

怪我人は出るし、本当に重労働でした。

さらに草刈りを繰り返し笹竹に覆われていた土地が開けても、その後油断をするとすぐに笹竹やカズラが生えてきて、元の木阿弥になろうとするのです。

草刈り
草刈り

一度開拓したら、その後も管理し続けなければ、人間にとって都合のいい場所を維持することは出来ないようでした。

しかも自然林のような場所に戻るまでには、相当な時間を要するので、人間の時間概念では不都合です。

宇宙レベルの時間感覚で物事を見るのでしたら、藪に覆われた場所も次第に原生林のようになっていくのかもしれませんが、今の所そのような時間感覚で生活していませんので、厄介です。

私個人の反省から、開拓するのならその後のことも少しは考えてやった方がいいように思うのと、必要以上に開拓しない方がいいのではないのかな?とも思います。

「足るを知る」という言葉が思い出されます。

放置しても簡単に自然に戻ればあまり考えなくてもいいかもしれませんが、あの藪の成り方は環境としては悪化しているように思えてなりませんでした。

HanaAkari

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