このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ヒンディー語の9】ノー=ナインプロブレム|旅の玉手箱 インド雑学編-24
【ヒンディー語の9】
インドの著名な観光地には、多くの外国人旅行者がいました。
そのような場所では仕方がないことかもしれませんが、金銭目当てに外国人に近寄ってくる、うるさい物売りのインド人には疲れることもありました。
そういった輩に聞いたことですが、日本人が一番ぼったくりやすく、逆にイスラエル人とイギリス人は騙しにくいとのことでした。
だいだい旅行者相手には、現地の適正な価格からしてダブルプライスでふっけけてくるのが通常で、日本人はトリプルプライスを基準にしているとも聞きました。
人を信用するのが良しという感覚は、日本でも随分と薄れてしまいましたが、それでも外国の感覚とは大きく違っていると思います。
もちろんすべてのインド人がそのような輩だということはありません。
外国人がよく訪れる場所では、貨幣価値の違いから棚から牡丹餅でお金が手に入ることを知り、味を占めてしまう人が多くなり、そうなってしまったのだと思います。
お金の集まるところでは、人の性質も変わってしまうようでした。
というのも地方都市などに行った際は、全くそのような鬱陶しい経験をすることはなく、少し物足りなく感じ、相手にされず淋しさもちょっぴりあったからです。

お金目当ての客引きは、すんなり引き下がっていては商売あがったりですから、とにかくしつこく付いてきます。
断り続けているとよく「ノー プロブレム」=「問題ないよ」と口にするインド人が多かったですが、「それこそが怪しいだろ」といつも苦笑していました。
このインド人の言う「ノー プロブレム」は「9つの問題」だと、旅行者の間では冗談の種になるくらい、よくある出来事でした。
ヒンディー語で数字の9を「ノー」と言いますので、怪しいインド人が「ノー プロブレム」と言ったら「9つの問題」があるという意味だと思えということでした。
9の発音も正確には「ノー」とは違いますが、私の耳がカタカナの文字に置き替えると「ノー」と聞こえます。
再度、このようなことはごく一部のインド人のことだと改めて強調しておきます。
大半の善良なインド人の名誉に関りますので。

ヒンディー語の「1~10」
- エク (私がインドで教わった) エーク (教科書)
- ドー (私がインドで教わった) ドー (教科書)
- ティン (私がインドで教わった) ティーン (教科書)
- チャー (私がインドで教わった) チャール (教科書)
- パンチ (私がインドで教わった) パーンチ (教科書)
- チェ (私がインドで教わった) チェ (教科書)
- サトゥ (私がインドで教わった) サートゥ (教科書)
- アトゥ (私がインドで教わった) アートゥ (教科書)
- ノー (私がインドで教わった) ナォー (教科書)
- ダス (私がインドで教わった) ダス (教科書)
HanaAkari