読書感想文‐impression

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〈芥川龍之介〉作品を読んで

「藪の中」 芥川龍之介著 を読んで

私は芥川龍之介作品の斜向かいからのシュールな感性が好きなのですが、この「藪の中」はまったくもってそのようなところに驚かされる物語でした。見事に煙に巻かれました。
〈外国人〉作品を読んで

「モモ」 ミヒャエル・エンデ著 を読んで

時間節約こそ幸福への道!時間節約してこそ未来がある!時間は貴重だ…無駄にするな!時は金なり…節約せよ!私はこれらの意見には賛成ですので、時間泥棒の口車に簡単に乗せられて時間を奪われてしまう可能性は強いだろうなと思いながら本を読み進めました。
〈外国人〉作品を読んで

「ガリバー旅行記」 スウィフト著 を読んで

小人の国、巨人の国、天空人の国(これはきっと天空の城ラピュタのモデルですね)、日本までも巡って、最後は馬人間の国に。風刺小説と解説がありますが、それが所々にハッとさせられる文面に出てくるのが面白いですし、何より世界の発想がぶっ飛んでいるところに魅力があります。
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〈外国人〉作品を読んで

「十五少年漂流記」 ジュール・ヴェルヌ著 を読んで

ちょうどこの物語を読んでいる時が、ロシア・ウクライナ戦争が一年以上続き、その影響が日本でも強く現れてきて、電気、ガス代の高騰、物価の高騰が騒がれている時でしたので、無人島で生き抜く子供たちの姿に勇気づけられました。
〈外国人〉作品を読んで

「宝島」 スティーブンソン著 を読んで

古い地図を頼りに隠された財宝を帆船に乗って探しに行くという、ロールプレイングゲームの王道のような物語には、何か不滅のロマンがあるのでしょう。心の奥をくすぶられる何かが、埃を被った一枚の地図を手にした瞬間から目覚め始めるのがいいです。
〈外国人〉作品を読んで

「大師のみ足のもとに」 J・クリシュナムルティ著 を読んで

「大師のみ足のもとに」J・クリシュナムルティ著は、〈J・クリシュナムルティ〉が13歳の時に〈クートフーミ〉というマハトマ(偉大なる魂)より、教えられたことを綴った分量の少ない本ですが、内容は「魂の書」といえるような重たい書です。
〈外国人〉作品を読んで

「マッチ売りの少女」 アンデルセン著 を読んで

アンデルセン童話〈マッチ売りの少女〉は、悲しい話だとは知っているつもりでしたが、改めて読み返してみると、こんなにもストレートに悲しいお話だったとは…しばらく無言になってしまいました。
〈日本人〉作品を読んで

「風に立つライオン」 さだまさし著 を読んで

「風に立つライオン」の物語には、いかに生きるか?ということへの強いメッセージと共に、それに伴って綺麗ごとだけでは済まされない、目を背けたくもなるような現実の情景が描写されていました。そんな中にも奮い立つ愛と希望が展開して、そして継承されていく流れには目が潤み、胸が熱くなりました。
〈宮沢賢治〉作品を読んで

「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治著 を読んで

「銀河鉄道の夜」には「タイタニック号沈没」のことをモチーフにしている箇所があることに気が付きました。もしかしたら物語全般が「タイタニック号沈没事件」のことからの、想像の広がりなのかもしれないとも感じました。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「魔女のパン」 オー・ヘンリー著 を読んで

お節介、ありがた迷惑で済ませてしまえばそれまでですが、それでは息苦しくなって生きづらくなってしまうように感じた物語でした。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「罪と覚悟」 オー・ヘンリー著 を読んで

「甦った改心」というタイトル訳もあり、やはり清算しなければならなかったのか?過去に罪を持つ男の前に訪れた幸せ。そのまま男には普通に幸せになってもらいたかった、そんな気持ちになりました。私は青空文庫の「罪と覚悟」の訳のもので読みました。
〈太宰治〉作品を読んで

「人間失格」 太宰治著 を読んで

人生経験の少ない子供には理解出来ない大人の恋愛模様を描いた作品ですので、チンプンカンプンでしかなかったはずです。それも大人の恋愛模様でもあまり多くの人が体験するようなものでなく、社会の灰汁のようなものが染み付いた人情劇というのか、ムード歌謡のような情景なのですから無理もない話です。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「芋粥」 芥川龍之介著 を読んで

いざ芋粥を思う存分食べたいという欲望を果たしてしまった五位が、その夢をただ一人で大事に守ってささやかに生きていた時が幸福だったのだと、自分を思い返すのが印象深いところでした。しみったれているようですが、共感できます。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「羅生門」 芥川龍之介著 を読んで

おどろおどろしい描写で暗い気持ちになりますが、その中には何か伝えたいものが含まれているのは感じ取れました。私は地獄絵図のような生き地獄の世界での人の姿が、無情にも表現されていたように思いました。
〈日本人〉作品を読んで

「かちかち山」 日本昔話を読んで

今になって昔話や童話は冷静に読んでみると、どうしても残酷な部分が気になってしまいます。「かちかち山」もそうでした。これはリベンジ完了、めでたしめでたしなのでしょうか?
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