読書感想文‐impression

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〈外国人〉作品を読んで

「一九八四年」 ジョージ・オーウェル著 を読んで

この物語は、近未来を描いたSF小説ですが、空想のはずなのに現実に起こりうるか、ある意味では起こっているかもしれないと思える内容に背筋が凍りました。これほど読後に虚脱感を覚える作品は稀有なのではないでしょうか?
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「十本の針」 芥川龍之介著 を読んで

この「十本の針」というタイトルを見た時に、まず初めに思ったことは「指切りげんまん、針千本飲~ます」の針のようなものだろうか?でした。罰なのか?とにかく痛みを伴うようなもの、そんなイメージでした。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「悪魔」 芥川龍之介著 を読んで

毒を含んだ剣で一刀両断にされた気分です。「悪魔」をも飼いならす程の「芥川節」に、うなだれてしまいました。
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〈芥川龍之介〉作品を読んで

「ある阿呆の一生」 芥川龍之介著 を読んで

皮肉屋の傾向がある芥川龍之介氏は、題にもあるように自分のことを「阿保」だと蔑み、あえて影のあるような部分や、悪の匂いがするような要素を集約させたのかもしれないと感じたのです。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「河童」 芥川龍之介著 を読んで

心の繊細な人間には、世間というものは生きにくい場所なのかもしれません。なにかそのような心の中にくすぶっている気持ちの悪さを、芥川龍之介氏は河童のお話で伝えたかったのではないでしょうか?
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「地獄変」 芥川龍之介著 を読んで

地獄とは人の心のことのように思えてしまう、異様な雰囲気に一瞬寒気がする物語でした。読書後の爽快感などは皆無で、心にうてったような鈍い障りを感じました。
〈日本人〉作品を読んで

「愛用品の五原則」 武田邦彦著 を読んで

精力的にご活躍されている科学者武田邦彦氏によるエッセイですが、話す時と同じように文章も簡潔なのに、とても「らしさ」を感じ気持ち良かったです。そんな一風変わった科学者の目線から、「ものの時代」を終えて「こころの時代」を築くための一案が示されました。
〈日本人〉作品を読んで

「皇室と日本精神」 辻善之助著 を読んで

こちらには教科書で教わったような日本史のように、○○年に何々が起こった云々といった体温のない歴史ではなく、もっと生身の人間の歴史がありました。俗っぽく言うと井戸端で近所の方々が、噂話をしているような感じです。
〈日本人〉作品を読んで

「あの世飛行士 予約フライト篇」 木内鶴彦×保江邦夫 を読んで

お話の数々について、もちろん私には真相は分かりませんし、丸ごと信じ込めるほど純粋でもありません。ただこの本のサブタイトルになっている「死んでいる場合じゃないよ」の意味には、強いメッセージが込められていることが分かりました。ピラミッドの話◎◎◎
〈外国人〉作品を読んで

「フランダースの犬」 ウィーダ著 を読んで

子供の頃に世界の名作としてテレビアニメの再放送で何度も見ましたが、長い年月を経てこの物語を改めて小説で読んでみると、どうしてこのような悲しい物語をあえて見せるのだろうか?と子供目線でなく、大人目線というか、動機は何だったのだろうか?と考えてしまいました。
〈日本人〉作品を読んで

「あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン」 木内鶴彦×保江邦夫 を読んで

臨死体験中に時空を超えて見て来たことを木内氏が語るのですが、エジプトのピラミッドの作り方を見た話なんかは面白すぎました。それを科学者でもある保江氏が「それは、非常に理に適っている」と太鼓判を押すのですから楽しすぎます。
〈日本人〉作品を読んで

「ほんとうの心の力」 中村天風著 を読んで

〈中村天風〉氏のエピソードを知り、自身の病を克服する為に医の道を志すも挫折し、そんな折にひょんなことからヨガマスター〈カリアッパ師〉と出会い、インドの山奥ヒマラヤの麓にて、修行を積んだというところが、とても気になりました。
〈日本人〉作品を読んで

「弥勒」 宮田登著 を読んで

私が聞き齧ったことのある「弥勒」に関するお話以外に、日本のみならず、世界各地に「弥勒」にまつわる伝承があり、思いの他古くからブームを繰り返していたのを知りました。にわかには信じがたいものや、逆にこれはあまりに世俗的過ぎなのではないですか?と感じるものまであって、面白かったです。
〈日本人〉作品を読んで

「浅草キッド」 ビートたけし著 を読んで

フーテンが許される空気があって、ずる賢くて汚いものにも蓋はあっても、隙間だらけで丸見えなのに、本当にえげつない悪意がないので、許せてしまうそんな時代だったような気がします。
〈日本人〉作品を読んで

「武士道解題 ノーブレス・オブリュージュとは」 李登輝著 を読んで

よくよく考えてみると日本中を席捲したマンガ、アニメ「鬼滅の刃」などは、まぎれもなく「武士道」を表現しているようですし、そこで感動できる人々の心には「武士道」がまだ生き続けているのかもしれません。
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