読書感想文‐impression

〈松本清張〉作品を読んで

『或る「小倉日記」伝』 松本清張著 を読んで

芥川賞を受賞した作品だけに、純文学と呼ばれる分野のものになるのでしょう、苦手ですが短い小説ですから最後まで読めました。その最後の切なすぎる無情には、茫然自失となりました。
〈外国人〉作品を読んで

「メソポタミヤの殺人」 アガサ・クリスティー著 を読んで

チグリス・ユーフラテス川、古代メソポタミヤ文明の遺跡発掘チームに起こった殺人事件でした。舞台がエキゾチックな地域なので、それだけでそそるものがありました。そして、変な名探偵〈エルキュール・ポアロ〉の登場に心躍るのです。
〈日本人〉作品を読んで

「キャプテンハーロック」 竹内清人著|原作:松本零士|ストーリー:福井晴敏 を読んで

「キャプテンハーロック」…私には懐かしい響きです。この物語がオリジナルストーリーなのか、原作の漫画に近いものなのかすら分からいながら、物語の宇宙世界には、案の定没入することになりました。
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〈日本人〉作品を読んで

「永遠のタージ」 清水義範著 を読んで

優美さの極みのような「タージ・マハル」からは想像も出来ない、〈ムガール帝国〉の壮絶な歴史がありました。また、皇帝と共にその時代を生きた女性たちの姿が、この物語の心髄だったのだと思います。
〈漫画本〉作品を読んで

「漫画・プリニウス」 ヤマザキマリ+とり・みき共著 を読んで

〈プリニウス〉はローマ貴族でもあり軍人でもあるのですが、探求の旅がライフワークだったみたいです。この漫画の中では温泉好きでお茶目な一面も見せながら、頑固な性格を地で行く強者なのに喘息持ち。そして真面目に毒のある言葉を吐きまくるのが愉快でした。
〈外国人〉作品を読んで

「霊界通信 イエスの成年時代」 G・カミンズ著 を読んで

一人の人間がいったいどのようにして、その時代の大半の人々の価値観からすると非常識だった、イエスの知った神の御心を人々に伝えていけたのだろうか?きっと苦悩があったに違いないと思うからこそ興味がありました。
〈松本清張〉作品を読んで

「白い闇」 松本清張著 を読んで

サスペンス小説ではよくある恋愛事件?まさかまさか…冷汗が出ました。松本清張氏の怖いところは、読み手の心理を見越しているようなところにあると思いました。登場人物の心理描写を通して、こちらを脅迫でもしているかのようでした。
〈松本清張〉作品を読んで

「顔」 松本清張著 を読んで

二人の人物の視点から最終的に全体像が浮かび上がる手法でしたが、それぞれの人物の目線や心模様から情景が見えてくるので、その人物になったような錯覚を起こします。記憶、思い込みの心理に焦点を当てた短編小説でした。
〈外国人〉作品を読んで

「テレーズ デスケルウ」 モーリアック著/遠藤周作訳 を読んで

テレーズという女性の心の闇を通して、じわじわと自分の中にある闇の部分に問いかけてくるので、決して華やかで派手さのない物語なのに、いつしか知らない間に絡み取られてしまっているような感覚になりました。
〈松本清張〉作品を読んで

「ゼロの焦点」 松本清張著 を読んで

「ゼロの焦点」の舞台は石川県、金沢周辺でした。トリックが売りの推理小説ではなく、人間の心理を濃密に絡み合わせていくようにした描写と展開に、引き込まれました。戦後の時代背景も関係していました。
〈松本清張〉作品を読んで

「ガラスの城」 松本清張著 を読んで

ズルいと思います。「ガラスの城」は、トリックの手法が見事で、いい意味でズルいという気持ちが大きかった作品でした。
〈遠藤周作〉作品を読んで

「私にとって神とは」 遠藤周作著 を読んで

「神というものは対象ではなく、その人の人生の中で、その人の人生を通して働くものだ」この表現には震えるものがありました。背中を後ろから押してくれている働きであって存在ではないと。
〈日本人〉作品を読んで

「夢をかなえる未来をひらく鍵|イマジナル・セル」 はせくらみゆき著 を読んで

「イマジナル・セル」とは蛹が蝶になる時に、蛹の体内に出現する細胞のことで「成虫細胞」と表現される、ある種の専門用語のようです。この細胞の役割と、そこで起こる現象に着目して「人の向かうべき未来」へのヒントが発想されたみたいでした。
〈漫画本〉作品を読んで

「漫画版・孤独死のススメ せめて死を理解してから死ね!」 保江邦夫著 を読んで

執着を捨てて「ただいま」と言って、帰ることが出来ることが大切なんだとか…しかし、どれだけ肉体の殻を脱ぎ捨てるだけなんだと諭されても、実際にその直前になると恐怖に怯えるだろうという気がします。
〈日本人〉作品を読んで

「人は死なない」 矢作直樹著 を読んで

タイトルを一見するとスピリチャル本のような印象を受けますが、医者だった矢作直樹氏がこの書籍を書いた動機は、目に見えないものを受け入れることが難しいのだけれど、何か気になっている、もやもやしてる人へ何か参考になれば…という思いがあったのではないかと思いました。
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