〈漫画本〉作品を読んで

〈漫画本〉作品を読んで 〈漫画本〉作品を読んで
〈漫画本〉作品を読んで

「クイーンエメラルダス」 松本零士著 を読んで

孤高に生きる様に魅力があり、達観した感がありながらどこか寂し気な気もするのです。ただ〈エメラルダス〉は人間らしい感情を完全に受け止めつつも、それによって振舞わされることなく自分自身を貫いているようでした。
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「岳人列伝」クライマーれつでん 村上もとか著 を読んで

山登りに命を懸ける人々の魂の物語でした。命の危険を冒してまで頂上を目指す感覚は、登山に興味が無い人には理解し難いものですが、目標となるものに対し全力で挑む姿には感動します。
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「水に犬」 村上もとか著 を読んで

タイが舞台で犯罪捜査物語でしたが、汚職が横行する格差社会の中で、貧しい底辺の人々の逞しく生きる姿がテーマになっているようでした。途中で多少泥水飲んだって…マイペンライ(気にしない)
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「リボンの騎士」 手塚治虫著 を読んで

今ではよく取り沙汰されているトランスジェンダー的な要素を含ませているのも、手塚治虫氏の先見の明を感じました。架空の漫画の世界に人間が抱える問題を織り込んでいたのが見えてくると、子供の時の目では気が付かなかったものが見えてきて面白かったです。
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「ラ・セーヌの星 愛蔵版」原作:金子満 作画:森村あすか を読んで

フランス、パリが舞台。昭和の頃は西洋的なものへの憧れが異常に強かったうえに、正体不明の若い女性の主人公が細身の剣を操り、悪者たちと互角以上に渡り合っていくのは、一般的なヒーローものとは違った特殊な魅力がありました。
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「漫画・プリニウス」 ヤマザキマリ+とり・みき共著 を読んで

〈プリニウス〉はローマ貴族でもあり軍人でもあるのですが、探求の旅がライフワークだったみたいです。この漫画の中では温泉好きでお茶目な一面も見せながら、頑固な性格を地で行く強者なのに喘息持ち。そして真面目に毒のある言葉を吐きまくるのが愉快でした。
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「漫画版・孤独死のススメ せめて死を理解してから死ね!」 保江邦夫著 を読んで

執着を捨てて「ただいま」と言って、帰ることが出来ることが大切なんだとか…しかし、どれだけ肉体の殻を脱ぎ捨てるだけなんだと諭されても、実際にその直前になると恐怖に怯えるだろうという気がします。
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「漫画・アド・アストラ」 カガノミハチ著 を読んで

世界史の先生がローマとカルタゴが行った「ポエニ戦争」で、〈ハンニバル〉は象に乗ってアルプスを越えローマに攻め入ったのですと、嬉々として話していました。カルタゴの英雄〈ハンニバル〉、〈象〉に乗って、〈アルプス山脈〉を越え、〈ローマ〉に攻めた…
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「漫画・ブッタとシッタカブッタ いのちのオマケ」 小泉吉宏著 を読んで

可愛いブタたちが、すっとぼけた感じを装って的を得た辛辣なことをシレっと言っています。四コマ漫画を舞台にして仏陀もどきの〈ブッタ〉や、〈シッタカブッタ〉〈カイカブッタ〉など、ブタのキャラクターに教えられることがいくつもありました。
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「漫画・ブとタのあいだ」 小泉吉宏著 を読んで

「ブとタのあいだ」はまさに「ありのままに生きる」ということがテーマの漫画だと思います。どう解釈するかはそれぞれですが、知っておいて損はないような内容を、四コマ漫画でストンと心に落としてくれるところが素晴らしいと思いました。
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「漫画・ユートピアズ」 うめざわしゅん著 を読んで

独特の世界観が楽しいうえに、山椒のような爽やかな風刺が効いた物語が可笑しかったです。10本の短編漫画はそれぞれ色合いが違い楽しませてくれるのですが、馬鹿らしく見せ掛けながらそれぞれにメッセージ性があるのが共通しているようでした。
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「漫画・ヘウレーカ」 岩明均著 を読んで

世界史で教わった「カルタゴ」の英雄〈ハンニバル〉が、アルプス山脈を象に乗って越え、イタリア半島に覇を誇っていた「ローマ」に攻め込んでいく場面から物語は始まりますが、主人公は〈ハンニバル〉やローマの武将ではなく、〈ダミッポス〉という架空の青年でした。
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「漫画・風の谷のナウシカ」 宮崎駿著 を読んで

アニメ映画とは内容が違うところがあることは分かっていましたが、それ以上に昔の私ではうまく解釈できずに戸惑うか、「風の谷のナウシカ」に抱いていた美しい印象を傷つけられて、うぶだった私は残念に思ったかもしれません。
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