「雨ニモマケズ」 宮沢賢治著 を読んで

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読書感想文〈雨ニモマケズ〉 〈宮沢賢治〉作品を読んで
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有名な手記は宮沢賢治氏の「誓願」のように思います。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ…

自分のことは後にして、人々の為に尽くす自分でありたいとする、賢治氏の心が真っすぐに書きとめられている、自分に対する誓いなのでしょう。

強い信念が利他の精神と融合しているようです。

みんなにでくの坊と呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず、そういう者に、私はなりたい…

こういう心に触れるだけでも、僅かですが勇気が湧いてきます。

雨にうたれて

私なんかの場合は、「雨にめげ、風には背を向け、寒さや暑さにぼやく…それでも少しばかりは良い人間になりたいと諦めないで…泣きながら…這いながらでも前を向いていたい…」

こんな感じが精一杯です。

賢治氏は「雨ニモマケズ」の最後を、南無無辺行菩薩 南無上行菩薩 南無多宝如来 南無妙法蓮華経 南無釈迦牟尼仏 南無浄行菩薩 南無安立行菩薩と括っています。

法華経(南無妙法蓮華経)の篤い信仰者だったそうですが、大乗仏教の精神を実践し、体得されていたのだろうと思います。

言葉で「利他の精神」などと言うのは簡単ですが、なかなか無私の心で実践することは叶わないものですから、頭が下がります。

ロータス つぼみ

南無妙法蓮華経「法華経」はインド、ビハール州〈ラージギル〉、霊鷲山で説かれました。

「法華経」は、インド、ビハール州〈ラージギル〉にある、霊鷲山(りょうじゅせん)で説かれました。

霊鷲山は大きな山ではなく小高い丘のような岩山で、山頂近くには僧たちが修行をしたとされる岩窟があり、仏教聖地とされています。

〈ラージギル〉はかつて〈王舎城〉といわれた都市ですが、インドでは珍しく温泉があり、〈竹林精舎〉もあります。

〈竹林精舎〉、〈祇園精舎〉などは、お寺の原型ですが、お釈迦様の教えを聞きに多くの人々が集まってきたことが想像されます。

仏教を日本に広めた聖徳太子は「法華経」を重要なものと捉えていたそうです。

そういえば、インドを旅していた時にお世話になったお坊さんが、外国人に「法華経」とはどんなものか?と質問を受けた時に「Truth of Universe」=「宇宙の真理」と答えていました。

大雑把ですが、案外そんなものなのかもしれません。

私なんかはどうせ考えても、さっぱりわやですから。

ラージギル
ラージギル

以前に読んだことのある作品を、改めて楽しむという遊びを見つけました。

昔に読んだことのある作品を、時間が経過して価値観や人生観にも以前とは違いがある今、再度読み直してみることが私の一つの楽しみです。

大半のものは内容は忘れてしまっていて、タイトル名と作者だけが記憶に残っている場合がほとんどですので、以前とは違う自分が新しい作品を読むような感じになることが楽しくて、私の遊び心に火を灯してくれました。

久しぶりに読み直してみると、忘れていたはずの内容が思い出されたり、その作品を読むに至った経緯なども思い出され懐かしさも堪能できます。

まさに一石二鳥のささやかな趣味を見つけた気持ちです。

また今では、著作権が消滅した作品が「青空文庫」という電子図書で無料で読むことが出来るので、大変ありがたいことです。

宮沢賢治
宮沢賢治

「青空文庫」とは

インターネットの電子図書館が「青空文庫」です。

「本を電子化して、誰でも読めるようにしておくと面白い」という考えから始まった取り組みで、ボランティアの方々のお陰で成り立っています。

著作権が消滅した作品が集められますので古い作品が中心になりますが、古典の名作が無料で読めることは本当にありがたいことだと思います。

日本の名立たる文豪の作品が軒並み揃っていますし、どの時代になっても色褪せない機知に富んだ作品は、後世まで残していきたいものですので、読みたい時に誰でも読めるという発想と、その取り組みは素晴らしいの一言に尽きます。

様々なテキストで読むことができるようですが、私は愛用している電子書籍〈ブックライブ〉で無料で購入できるのでそちらで読んでいます。

実を申しますと〈ブックライブ〉で0円で購入できる書籍を発見したことから、「青空文庫」の存在を知りました。

〈ブックライブ〉も有料の同じ書籍を取り扱っているにも関わらず、「青空文庫」が読めるように取り計らってくれているのにも好感が持てます。

良い発見をしました。

HanaAkari

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