「宝島」 スティーブンソン著 を読んで

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〈宝島〉読書感想文 〈外国人〉作品を読んで
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海賊のお宝探しに出る冒険小説の古典。いつになっても海賊と金銀財宝の宝箱は魅力的な題材だと思いました。

海賊がお宝を隠した大海原にひっそりと浮かぶ孤島を目指して、お宝のありかを示した地図を片手に旅立つという感覚は、年を重ねた今でもワクワクするもんだということを知り、何か子供の頃以上に冒険の旅を楽しめたように思います。

これを言ったらおしまいかもしれませんが、実際に冒険に出るようなことが無い毎日を送っているから、それがたとえ本の中であっても嬉しく感じたのかもしれません。

ただ、古い地図を頼りに隠された財宝を帆船に乗って探しに行くという、ロールプレイングゲームの王道のような物語には、何か不滅のロマンがあるのでしょう。

心の奥をくすぶられる何かが、埃を被った一枚の地図を手にした瞬間から目覚め始めるのがいいです。

宝の地図

海賊、地図、財宝、宝探し、宝島、これらの言葉は反則的な魅力を持っているようです。

冒険の旅に出たくなってしまいます。

実際には行けないけれども、格好つけて哲学的な感じに置き換えてみますと、埃を被った地図は自分の心の奥に閉じ込めてしまった、大切なお宝の場所を示すもので、船出は宝島を目指し挑戦することなのでしょう。

そして「宝島」の物語のように、その中で裏切りがあったり、幸運があったり、勇気を絞って決断したりの紆余曲折の末に、お宝に辿り着くのです。

なんて言っちゃってるけど、めんどくさいですね。

「ああ~、手っ取り早く〈旅〉に出るのが早いんだろうな…」

海賊

以前に読んだことのある作品を、改めて楽しむという遊びを見つけました。

昔に読んだことのある作品を、時間が経過して価値観や人生観にも以前とは違いがある今、再度読み直してみることが私の一つの楽しみです。

大半のものは内容は忘れてしまっていて、タイトル名と作者だけが記憶に残っている場合がほとんどですので、以前とは違う自分が新しい作品を読むような感じになることが楽しくて、私の遊び心に火を灯してくれました。

久しぶりに読み直してみると、忘れていたはずの内容が思い出されたり、その作品を読むに至った経緯なども思い出され懐かしさも堪能できます。

まさに一石二鳥のささやかな趣味を見つけた気持ちです。

また今では、著作権が消滅した作品が「青空文庫」という電子図書で無料で読むことが出来るので、大変ありがたいことです。

宝箱

「青空文庫」とは

インターネットの電子図書館が「青空文庫」です。

「本を電子化して、誰でも読めるようにしておくと面白い」という考えから始まった取り組みで、ボランティアの方々のお陰で成り立っています。

著作権が消滅した作品が集められますので古い作品が中心になりますが、古典の名作が無料で読めることは本当にありがたいことだと思います。

日本の名立たる文豪の作品が軒並み揃っていますし、どの時代になっても色褪せない機知に富んだ作品は、後世まで残していきたいものですので、読みたい時に誰でも読めるという発想と、その取り組みは素晴らしいの一言に尽きます。

様々なテキストで読むことができるようですが、私は愛用している電子書籍〈ブックライブ〉で無料で購入できるのでそちらで読んでいます。

実を申しますと〈ブックライブ〉で0円で購入できる書籍を発見したことから、「青空文庫」の存在を知りました。

〈ブックライブ〉も有料の同じ書籍を取り扱っているにも関わらず、「青空文庫」が読めるように取り計らってくれているのにも好感が持てます。

良い発見をしました。

HanaAkari

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