旅の玉手箱【アフマダーバードの歴史都市】〈世界遺産編-5〉

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2017年に世界遺産に登録されました。私がここを訪れた時は世界遺産として登録されていませんでしたが町をブラブラ歩いていると、至る所でイスラム調の古い建築物を目にしました。それらがひっくるめて町全体が世界遺産に登録されたのですね。
アフマダーバード

このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【アフマダーバードの歴史都市】渾然一体に|旅の玉手箱 世界遺産編-5

【アフマダバードの歴史都市

私が〈アフマダーバード〉を訪れた時は、〈アーメダバード〉という英語名が主流だった頃で、まだ世界遺産に登録されてはいませんでした。

とても活気のある町だったこと、町を散歩していたらイスラム調の古い建造物をあちらこちらに見掛けたことが思い出されます。

人々の喧騒と雑踏があり、古い建築物が新しいものと渾然一体となって残っていた印象です。

それらの旧市街的な町の景観が、歴史ある世界遺産として登録されたのは素晴らしいと思いました。

アフマダーバード

古い歴史あるものは少しずつ朽ちていくものですが、現代建築にはない手の込んだ装飾の卓越した芸術は、少しでも長く大切にしたいものです。

機能性だけで考えると全く無意味な装飾ですが、機能性、合理性を重視することも大事ですが、一見すると意味のないもの、無駄なもの、空間、場所なども必要であり、それは現代人には不足しているから、ギスギスした空気になりがちなのではないでしょうか?

昔の人は心に余裕、潤いがあったからこそ、建築物にも情緒豊かな装飾を施せたのではないのでしょうか?

今では無駄のものに掛ける予算は無いと言われてしまう感じもしますが、せめて昔の方々が残してくれた遺産は大切にしていきたいです。

なんでもかんでも古いものは壊し、新しくすると良いとも言い切れないので、上手く折り合いをつけてやっていけたら幸いです。

ですからこの〈アフマダーバード〉の歴史都市が世界遺産に登録されたことは、喜ばしいことに感じました。

アフマダーバード

〈アフマダーバード〉の成り立ちと意味。〈アフマド〉の都市〈アフマダーバード〉

〈アフマダーバード〉は、西暦1411年にイスラム王朝のグジャラート・スルターン朝、〈アフマド・シャー1世〉が都と定めたことで、発展してきました。

ですので〈アフマダーバード〉には、〈アフマド〉の都市という意味があります。

インドのイスラム王朝が造った都には、その町を造った王の名を冠にした、「〇〇王の都市」=「〇〇バード」といった名前の町が多く存在します。

例えば、〈アフマダーバード〉は、15世紀になると〈ムガール帝国〉第三代目皇帝〈アクバル〉によって征圧されますが、その〈ムガール帝国〉第六代目皇帝になる〈アウラングゼーブ〉が造った町は、〈アウランガーバード〉と名付けられ、現在に至っています。

アフマダーバード

世界遺産〈World Heritage〉とは?

「世界遺産」は「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」によって採択され登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」のある移動不可の、文化財、景観、自然などです。

「文化遺産」と「自然遺産」があります。

1978年に最初の世界遺産が12件登録されてから、年々数を増やしています。

日本にある世界遺産第一号は、1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)」と「姫路城(兵庫県)」です。

HanaAkari

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