このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【クトゥブ・ミナール】凄い古代の技術力|旅の玉手箱 世界遺産編-3
【クトゥブ・ミナール】
インドの首都デリーの郊外に世界遺産〈クトゥブ・ミナール〉があります。
イスラム建築物です。
周辺一帯が遺跡公園のように整備されていて、遺跡がいくつか点在していてインド人の観光客で賑わっていました。
デリーの中心部からそれほど遠くない場所でしたので、オートリキシャを使うと簡単に行けました。
ここのミナレット(尖塔)は高さが70メートル以上あり、古代の高度な建築技術を証明しています。
さらにこの敷地内には、「錆びない鉄柱」があり、現代の技術でも製造することが出来ないとされる鉄、「オーパーツ」として観光の目玉でした。
〈クトゥブ・ミナール〉よりも古い時代からあるそうで、優に1000年以上も雨ざらしになっているにも関わらず、ほとんど錆びないことがミステリアスな現象とされています。
見た目は何の変哲もない鉄の柱が立っているだけでした。
野外に放置されているので、鳥の糞で汚れていましたし綺麗な艶はないものの、確かにほとんど錆びていませんでした。
あれだけ空気汚染が酷かったデリーの町で、それも雨ざらしになる野外で、鉄が錆びないということは摩訶不思議な現象かもしれません。
しかしそれは科学的な検証があってそう思うのかもしれません。
情報が無ければただ鉄柱が立っているだけで終わったことでしょう。
世界遺産〈World Heritage〉とは?
「世界遺産」は「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」によって採択され登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」のある移動不可の、文化財、景観、自然などです。
「文化遺産」と「自然遺産」があります。
1978年に最初の世界遺産が12件登録されてから、年々数を増やしています。
日本にある世界遺産第一号は、1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)」と「姫路城(兵庫県)」です。
HanaAkari