このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【サラスヴァティー】弁天のルーツ|旅の玉手箱 インドの神様編-18
【サラスヴァティー】
美しき水の女神〈サラスヴァティー〉。
しかし、同じ水を司る川の女神〈ガンガー〉が、実在するガンジス川を神格化しているのに対し、サラスヴァティー川は現存しません。
諸説あるようですが、かつては実際にあった川だったが無くなってしまった、地下に潜って流れているなどと言われています。
その中でも神秘的な説は、インドの北部中央辺りにある〈アラハバード〉という町で、聖なる川が三本合流しているという伝説です。
ガンジス川、ヤムナー川、サラスヴァティー川の三つの川ですが、ガンジス川とヤムナー川は実在し、実際に合流しています。
伝説では、幻の聖なる川〈サラスヴァティー川〉もそこで合流しているとされ、〈アラハバード〉は、三つの聖なる川の合流場所として、ヒンドゥー教徒にとって重要な聖地とされてます。
容姿端麗の美しき女神〈サラスバティー〉は、〈ヴィーナ〉というインドの琵琶を嗜む音楽、芸術、学問の神として人気です。
彼女の乗り物は孔雀だそうです。
華やかで美の極みのような女神です。
日本では〈弁才天〉となり、〈弁天さん〉の愛称で親しまれています。
ミステリアスな一面が魅力的だからでしょうか、〈サラスヴァティー〉は、仏教に取り込まれ中国を経由して日本にやってきてからも人気が衰えないまま愛されています。
〈弁天さん〉の愛称で親しまれている〈弁才天〉です。
融合したからか多彩で、紅一点の七福神〈弁財天〉として、福の神としても活躍中です。
音楽、芸術、学問の神としての顔以外に、財運の神としての面も持ちました。
個でもチームとしても華やかに第一線で活躍している、スーパー女神だと思います。
HanaAkari