喧嘩した時に親の口からよく出てきた言葉、「喧嘩両成敗」は、深く考えなくても自然とそういった意識は持っていました。
核を持つことで戦争の抑止になるといった考え方は、おかしいように思うのですが、そのおかしいが現実に有効であるという皮肉な矛盾が成立しているようで…
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【喧嘩両成敗】正義なんてない、ゴリ押しの怖さ|言葉の小槌156
【喧嘩両成敗】
喧嘩した時に親の口からよく出てきた言葉、「喧嘩両成敗」は、深く考えなくても自然とそういった意識は持っていました。
それが、最近では死語になりつつあるのではないかと思える、世界の有り様です。
勝ったもの勝ち、言ったもの勝ち、獲ったもの勝ち、言い方は様々ですが、そんな風潮がまかり通ってしまう世界になり、「喧嘩両成敗」のようなお人好しな発想で、ぼぉ~っとしていると、ケツの毛までむしり取られてしまいかねないような、不正義な空気が蔓延しているのは非常に困ったものです。
「平和ボケ」と言われても、真面目に日々暮らし、幸せに生きることが出来れば問題ないのですが、それすらも土足で踏みにじられそうになっているのが堪りません。
もしも「喧嘩両成敗」の意識が少しでもあれば、ここまで事は発展していかないようにも思うのですが、とにかく絶対に相手が悪いという対立意識から抜け出せないで、「目には目を歯には歯を」のやられたらやり返す、やられる前にやってしまおうみたいな発想が正義だとされているようで怖いです。
核を持つことで戦争の抑止になるといった考え方は、おかしいように思うのですが、そのおかしいが現実に有効であるという皮肉な矛盾が成立しているようで…
まず、「自分は正しい」という発想を疑うことから、一歩踏み出してもらえると嬉しいのですが…
たぶん、それが出来ないような人が国を動かしているのだから、どうにもならないのかもしれません。
身の危険が訪れたら、ダンゴ虫のように丸まって、危機が去るまでじっと防御することが出来ればいいのにと思います。
ファンタジー的、最強国防手段はバリアーの発想だと思います。
ゴリ押しで迫ってくるなら、同じ土俵に上らなければ戦にならないでしょう。
ファンタジー小説のように、変な状況になったら鉄壁のバリアーを張って、危機が去るまで閉じ籠ることが出来れば、暴走した者も自然と頭が冷えて、虚しくなってしまうのではないのかな?
そんな都合がいい魔法があればいいのですが…
ハリーポッターの最後の戦いで、ホグワーツ城を完全に包み込んだバリアーのようなものがあれば、核だって恐くないぞ。
本気で考えると嫌になりますし、綺麗ごとでは済まされないので、幼稚な発想に逃げてしまいたくなりました…
HanaAkari