町に住んでいてもコオロギの鳴き声はよく分かります。
見た目はゴキブリの親戚のようでも、鳴き声は本当に美しい。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【コオロギの声】見た目はゴキブリの親戚のようでも、鳴き声は本当に美しい。|言葉の小槌158
【コオロギの声】
夏も終わりに近づくと夜の帳が降りる頃には、虫の声が良く聞こえてきます。
町に住んでいてもコオロギの鳴き声はよく分かります。
見た目はゴキブリの親戚のようでも、鳴き声は本当に美しい。
日が沈み少し涼しい風と共に、コオロギたちの調べがあちこちから聞こえてくると、自然と耳を澄ましてしまいます。
コオロギのみならず、虫の声には澄んだ響きが感じられて、くどくて虫には失礼ですが、外見とのギャップは凄くありますね(笑)

コオロギたちの独り言。
「おい、知ってるかい?最近人間たちの間でコオロギ食が注目されているようだぜ」
「へえ~、変わっているねぇ~、俺たち栄養はあるけど、わざわざ食べようと思うんだ」
「なんでも食料不足を解消できるアイデアなんだって」
「別に日本の人々が食べるものに困っているようには見えないけどねぇ~」
「なんでも戦争や災害が続いたりしたら、どうなるか分からないとか不安なんだって」
「それもおかしな話じゃないか、戦争しなければいいんだろ?」「自分たちで食べるものは自分たちで作ればいいんでねえの?」
「食料不足?毎日ぎょうさん食べ物が廃棄されているのに?不思議だねぇ」
「確かに不思議だねぇ」

「ま、必要だったら食べてくれて結構だけど、見た目がゴキブリさんに似ているのに大丈夫なのかな?」
「食事って、見た目も大切なんじゃないのかなぁ~」
「人間って、口で味わう以外に目や鼻でも食事を楽しめるものだと思っていたんだけど、栄養補給だけでいいのかな~」
「そうだね~、僕らは僕らの声を耳で楽しんでもらう方が嬉しいんだけどねぇ」
HanaAkari