「銀河鉄道」は一度は乗ってみたい乗り物です。
オリオン座の三つ星、そして赤いベテルギウスから、おおいぬ座のシリウス抜けて、こいぬ座のプロキオへンへと「冬の大三角形」を巡って行こう。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【銀河鉄道】宮沢賢治と999、夢の夜空の旅へGO|言葉の小槌28
【銀河鉄道】
「銀河鉄道」は一度は乗ってみたい乗り物です。
やはり最新鋭の高速鉄道のような車体ではなく、レトロな黒い機関車がいいですね。
ぽーッ。
汽笛と共に星々の間を哀愁と共にただ揺られては、窓の外に見える風景や列車のガラス窓に反射して映る落ち着いた車内のオレンジの灯り、物憂げな自分の顔。
特に目的のない鉄道の旅を星と共にしてみたい。
「銀河鉄道」といえば思い浮かぶのは二つの物語です。
「宮沢賢治」氏の童話「銀河鉄道の夜」と「松本零士」氏の漫画、アニメ「銀河鉄道999」ですが、どちらも素晴らしい不朽の名作で私くらいの世代にとっては、心の故郷だと言っても過言ではないくらい、黒い機関車が宇宙を走って行く姿は夢なのですが、何か現実のことのようにも思えてしまうくらいです。
「銀河鉄道の夜」「銀河鉄道999」はともに面白いだけでなく、心の琴線に触れる物語で素晴らしい作品ですし、「銀河鉄道」という言葉はもしかして宮沢賢治氏の創作によるものでしょうか?
私は何か以前から普通にある言葉だと思っていましたが、それほどに強い印象がある言葉です。
私はまずオリオン座に行ってみたいです。
都市の夜空でもはっきりと見ることができるオリオン座へ。
オリオン座の三つ星、そして赤いベテルギウスから、おおいぬ座のシリウス抜けて、こいぬ座のプロキオへンへと「冬の大三角形」を巡って行こう。
小学生の時、理科の先生が野外授業で、懐中電灯の光を夜空に向けて教えてくれた「冬の大三角形」を思い出と共に「銀河鉄道」は走って行きます。
もとい「夏の大三角形」だったと思います。
林間学校の記憶ですから夏のことです。
あいまいな記憶ですが、夏の夜空の下で小学生達の虫除けスプレーの匂いが漂う様が出てきました。
「夏の大三角形」はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ、こちらも行ってみたい。
天の川と並走して走る列車。
北極星にも行ってみたいですね。
夜空の羅針盤を頼りに向かう先は人生の羅針盤にもなりますか?
「銀河鉄道999」では主人公の星野鉄郎が機械の体を手に入れるために銀河鉄道999に乗り、メーテルと共にアンドロメダを目指して旅をしていくのですが、機械の体を手に入れて永遠に生きることができるのなら、苦しみのない世界に辿り着けますか?
私は永遠の命はいらないのですが、もし機械の体が可能なら一か所だけ取り替えようか、取り換えまいかと悩む場所があります。
目玉を取り替えることができるのなら、少し悩むかもしれません。
ピントが呆けてきているうえに、つい色眼鏡になりがちな老眼の目を、淀みのない素直な屈託ない目に取り替えることができるのでしたら。
しかし目の部分だけ機械のギロギロした風になるのは嫌ですね、やっぱり。
IPS細胞で新しい目玉を作ることはできないのかな?
HanaAkari