考え方の癖は変わりませんが、最初に「白」か「黒」に判断したとしても「黒」が出たら一旦「グレー」に置くようになりました。
ただ「黒」の事をそれ以上考えて囚われないようにする為の時間稼ぎにして、時がヒントをくれたり、解決してくれたりすることを期待して、「時任せ」にしてしまうだけなのですが、これが時には最良と思われる方向へと向かう時があるので、時の魔法の凄いところです。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【グレーゾーン】イライラしない生き方の仮置き場⁉|言葉の小槌34
【グレーゾーン】
私は若干潔癖症というか、神経質というか、そのようなところがあり、幼少の頃はシーツのしわが一度気になると、そのしわがドンドン広がってきて、シワシワに襲われているような感覚になり、気持ち悪くて眠れなくなるということが、しばしばありました。
気になるのでシーツを調べてみると、ほとんどしわはなくて気のせいなのですが、眠れないので辛かったですし、繊細だったんだと思いたいです。
そういった部分は物事の判断基準とも繋がっているようで、「白黒」をはっきりとさせたい傾向が非常に強かったので、それによっていろんな問題を起こしました。
今のように個性があまり尊重される時代ではなかったので、間違いなく社会不適合者でした。
理不尽や不条理なことが許せなくて納得できないと上司にも盾突いてしまうので、会社勤めは長くは続かなかったです。
父に「自分の正義で物事を判断するな」「自分の正義を振りかざすな」「大人になれ」とよく言われたものですが、「大人になるということが、自分を押し殺すということならば大人は間違っている」などと言って、「青かったなぁ」と思うのですが、今ではそんな青臭いのも私の特徴だったと肯定することができ、自分が好きになりました。
実は現在でも「青臭い白黒基準」で物事を見ています。
ただ「グレーゾーン」を設けたところが変化です。
考え方の癖は変わりませんが、最初に「白」か「黒」に判断したとしても「黒」が出たら一旦「グレー」に置くようになりました。
「白」の場合は肯定的な場合ですのでどんどん行っても問題はありませんが、「黒」の場合は否定的な場合や負のエネルギーの場合が多いですから、そのままの勢いで行ってしまうと後悔することが多かったので学習したのかもしれません。
だからすぐに判断を下さずに一旦「グレーゾーン」に入れて保留するようにしました。
この「グレーゾーン」は色こそ灰色で地味ですが実に有用でして、時にはバラ色にもなったりするのですから驚きです。
とはゆえ「グレーゾーン」の有用性は実感していても、簡単に流せてしまうような、どうでもいいような事で悩んだり、怒りを覚えたりはしない訳ですから「グレーゾーン」に入れたところで、その時点では実は何も変わりません。
ただ「黒」の事をそれ以上考えて囚われないようにする為の時間稼ぎにして、時がヒントをくれたり、解決してくれたりすることを期待して、「時任せ」にしてしまうだけなのですが、これが時には最良と思われる方向へと向かう時があるので、時の魔法の凄いところです。
あと「黒」のことを時間稼ぎしている間に「白」のことを考えられますし、行動もできますので時間が有効に使えます。
「グレーゾーン」に置いている間に、建設的な「白」のことに惜しみなく時間を使い、破壊的な「黒」のことは時任せにすることができたら、本当に破壊的なことにはならないように思うのですが、「グレーゾーン」にもっと脚光を浴びせてもいいのではないでしょうか?
私はライトグレーの「グレーゾーン」が好みです。
HanaAkari