「押しの一手だけではあきまへん、上手くいかなければ引いてみることも大事ですがな」と商人(あきんど)が言いそうですが、一旦冷静になってみたらいいよと言われているようです。
最近「押してもだめなら引いてみな」を具現化している出来事が日常にありました。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【押してもだめなら引いてみな】楽に生きるヒント!|言葉の小槌59
【押してもだめなら引いてみな】
恋の駆け引きという意味合いで恋愛事情で使われることが多い言葉ですが、恋愛に限らずより良く生きていく上でとても参考になる言葉だと思います。
「押しの一手だけではあきまへん、上手くいかなければ引いてみることも大事ですがな」と商人(あきんど)が言いそうですが、一旦冷静になってみたらいいよと言われているようです。
私は熱くなると引く事が苦手なタイプでしたが、最近は少しは引くことを覚えましたので「押してもだめなら引いてみな」の言葉の意味も若干は理解出来るようになりました。
例えてみますと扉があったとしたら、引いて入る側の扉を「三回」連続して押して扉を開こうとしていたのが、「二回」までで済むようになったという具合です。
「二回」で気が付いて扉を引くことが出来るようになったのですから進歩だと捉えましょう(笑)
あれ不思議なんですけど、初めは必ずといっていい程に扉を押してしまい、まず引くことはないのですが、私の性格が関係しているのかもしれません。
せっかちですから連続して押して扉を開けようとするスピードも速くて、ガンッ、ガンッ、ガンッとなってしまいますし、昔は良く扉を足で閉めて行儀が悪いと怒られましたので、性格の可能性は否めません。
最近「押してもだめなら引いてみな」を具現化している出来事が日常にありました。
私は金属で出来た蛙のキーホルダーに家の鍵を付けているのですが、これが時々蛙の形をしたデザイン部分とキーリングとが、どういった具合でそうなるのか分からないのですが、知らない間に絡まって外せなくなる時があるのです。
単純な構造ですから挟まっているだけなのですが、なぜか外すことが出来ず「知恵の輪」のようなことになってしまい、気持ち悪いので何とか外そうとするのですが、決まって解除できません。
鍵が使えないことはないので、それで問題があるわけではありませんのでそのまま使っていると、ある日ポロっと外れたり、気が付いたら外れていることがこれまでにも何度もありました。
いつもそうですから今回も放置しておけば、知らない間に元に戻っているだろうから、時間の無駄だし相手にしないでおこうと思ったのですが、やはり気になるのですね、気が付けばなんとか外そうと試みていました。
結構な回数を試みましたが、結局はどうにもならず「いつか外れるだろう」と完全に諦めたら、次の日に知らないうちに外れていました。
日常の些細な出来事ですが、そこに楽に生きるヒントがあったのかなと思っています。
「押してもだめなら引いてみな」に共通の「生きる知恵」だと思いました。
HanaAkari