私はこれからは「共同組合」のような発想が、より良い社会を作っていく上でのヒントではないかと思っています。
「個人」が尊重される時代だからこそ、「自分の好きなようにやる」という身勝手な解釈をせずに、「お互い様」の心があって本当の「個人」が尊重されることになるという、「パラドックス」な考え方があるといいよう思います。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【共同組合】英語では「Cooperative」|言葉の小槌70
【共同組合】
私はこれからは「共同組合」のような発想が、より良い社会を作っていく上でのヒントではないかと思っています。
「共同」「お互い様」といった考え方を大切にできなければ、「弱肉強食」のいつ寝首を刈られるか分からない、心が落ち着くことのない生き方が主流になって(すでにそんな感じですが)、豊かな心で生きてゆくことは難しくなるのではないでしょうか?
お金も大事ですが、それだけではなく「共にお互い様の気持ちで生きる」ことができれば、戦争のような争いも無くなるのではないかと期待します。
「個人」が尊重される時代だからこそ、「自分の好きなようにやる」という身勝手な解釈をせずに、「お互い様」の心があって本当の「個人」が尊重されることになるという、「パラドックス」な考え方があるといいよう思います。
どれだけ「個人」が尊重されても、人は一人では生きてはいませんので、生きていく上で必要なことは「共同」の意識と行為をさりげなく行って、より自由に「個性」の発揮に万進できたら。もっと美しく楽しい世界になるように思います。
日本での「共同組合」の種類
「Cooperative」=「共同組合」
生活協同組合〈CO・OP〉
「生活協同組合」通称、「生協」「CO・OP〈コープ〉」の「CO・OP」は英語の「Cooperative」の略から付けられた名称です。
消費者一人ひとりが出資金を出し合い組合員となり、共同で運営、利用する組織で、三方良しの精神が生きています。
「生協」のことを、忙しい庶民の味方という風にしか考えたことが無かったのですが、本来の主旨を知り、素晴らしいものとしての認識が増しました。
元々の発祥は産業革命時代(19世紀)のイギリスで、労働者が工場側から不当な価格で生活用品を買わざるを得なかった、工場側の一方的な搾取の形態を改善する為に始まった取り組みのようで、イギリスの「生協」は世界最大の「生協」とのことです。
「生協」に限らずヨーロッパでは「共同組合」が発達しています。
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農業協同組合〈JA〉
「農業協同組合」、「農協」は農業を生業とする人々で組織された共同組合。
私は長野県のレタス農家で「住み込みでバイト」をしたことがありますが、全ての農家さんが「農協」の一員だったのではないかと思います。
収穫したレタスを「集荷場」に運ぶのですが、その「集荷場」のお役も農家さんが、年毎に持ち回りでしていましたので、大規模農家になると「農協」のような共同形態がなければ成り立たないのではないかと思います。
もちろんこれには自由さが失われる、独占的などの賛否両論がありそうですが、私たちに食べ物を安定して供給するために必要なことだと思います。
漁業協同組合〈JF〉
「漁業協同組合」、「漁協」は漁業を生業とする人々で組織された共同組合。
労働者協同組合〈ワーカーズ・コープ〉
「労働者協同組合」は2022年10月に施行される新しい法人です。
持続可能で活力ある地域づくりを目的とした法人「労働共同組合」は3人以上で資金を出し合い、運営方針は自分たちで決め、自分自身で働く新しい形の法人です。
目的は地域貢献を目的とした事業がこれまでよりも、自由に柔軟に働ける状況を実現させることのようで、「NPO法人」では出資が認められなかったり、「株式会社」では出資者である株主の意向があるため、自由には事業を進めることはできませんが、「労働者協同組合」は働く人が自ら出資するので、自分たちで事業の方向性を自由に決めることができるという新しい法人です。
より良くしていこうとする挑戦はドンドンやってもらいたいと思います。
もちろん新しいことを始めれば問題も出てくるでしょうが、私は問題が出てきたら改善していけばいいだけだし、どうしても無理なら諦めて方向転換をすればいいだけだと思いますので、楽しみな取り組みで期待しています。
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私が「生協」の良いと思うところ
「生協」の良いと思うところは共同で「運営」してみんなで「利用」するといった「お互い様」を形にした仕組みが好きだからです。
「夢」や「理想」は口で語るのは簡単ですが、「生協」はそれを現実の形として実現しているので素晴らしいと思います。
素晴らしさは「理念」以上に「現実的」なメリットが多くを物語っています。
「貧乏暇なし」の庶民には何より「便利」で助かります。
私の身の周りでも「夫婦共働き」をされている方は利用されている方が多く、買い物に行く手間を軽減させることで、時間を大切に使っています。
伯母は足を悪くしてから、買い物に行くのが肉体的にも大変なので、「生協」を利用するようになりました。
自宅まで注文したものを宅配してもらえるのは、ありがたいサービスです。
すでに地域に根差した実績と信頼があるのも、ホンモノの証ではないでしょうか。
私の「生協」に関係する思い出
私は一時期、京都府の北部にある「綾部市」にある「生協」の配送センターでアルバイトをしていたことがあります。
ダブルワークで夕方から出荷作業終了までのアルバイトでしたが、生鮮食品の出荷場ですので、配送センター内が冷蔵庫のような環境で、5℃に温度維持していると聞いたことがありますが、動くので寒いと感じたことは無かったです。
むしろ夏場は涼しくて気持ち良かったくらいで、冬場は雪が積もる地域でしたので外は寒かったので、中の方が心地よかったくらいです。
ライン作業で発砲スチロールの箱に、注文があった野菜や食品を詰めて最後に保冷剤を入れて、出荷するのですが、牛乳のような重たいものはラインの一番前で入れるように配置されていて、後ろに行くほど、葉物野菜等の軽いものになっていくのですが、合理的な工夫でした。
アルバイトとはゆえ「生協」の一部に携われたことは、「生協」の理念を知ってからは一層嬉しく思います。
HanaAkari