言葉の小槌72 word is magic 【百匹目の猿現象】

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言葉の小槌② 言葉の小槌 〈51~100〉
言葉の小槌 51~100
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「ある行動や思考や思いが、一定数(境界)を超えるとその現象は空間を超えて共鳴して、広がっていく」という説で非常にユニークで興味深い内容です。

だからまず一人一人が「一匹目の猿」になりましょうといったメッセージを伝えていました。

このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。

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【百匹目の猿現象】進化は時空を超えて世界に広がる|言葉の小槌72

【百匹目の猿現象】

ふと「百匹目の猿現象」のことが思い出されました。

私がこの言葉を知ったのは船井幸雄氏の「百匹目の猿」という本からです。

日本のある島で、一匹の「若い雌の日本猿」が始めた「えさ」に与えられる「さつまいも」を水で洗って汚れを落として食べるようになったのがきっかけで、次第に真似する「日本猿」が増えてきて、島全体の「日本猿」にその行動が広がったという話です。

すると時を同じくして全然違う場所に住む「日本猿」達も「イモ洗い」を始めるようになったという現象から、「ある行動や思考や思いが、一定数(境界)を超えるとその現象は空間を超えて共鳴して、広がっていく」という説で非常にユニークで興味深い内容です。

さらに面白かったのは「大人の雄猿」はなかなか「イモ洗い」を真似することはなく、「若い猿」「雌猿」はいち早く真似していったということで、「人間社会」とそっくりなところが可笑しいです(笑)

猿 温泉

船井幸雄氏はこの「百匹目の猿現象」からより良い地球の未来の為に、「一人一人が「利他」の精神で共同して生きてゆくように心掛けましょう、そうすればその意識を持つ人の割合がある境界線を越えると、時空を超えて一気に拡散されて世界が覚醒します」といった内容を書かれていたと思います。

だからまず一人一人が「一匹目の猿」になりましょうといったメッセージを伝えていました。

凡人で「大人猿」の私には時空を超えてゆくと言われてもよく分かりませんが、素晴らしい発想だと思いますし、身近なことでこれは「百匹目の猿現象」じゃないかと事柄がありますので、良かったらお付き合いください。

これは「百匹目の猿現象」ではないでしょうか?

今では「スマートフォン」は誰でも使っています。

猿 スマホ

「スマホ」はもう日本でも当たり前になりましたが、これなんかは「百匹目の猿現象」ではないかと思います。

お年寄りにも普及しているのが、何よりもの証拠ではないでしょうか?

「年寄りの頑固もの」代表みたいな、私の父でもいつしか「スマホ」を使っています。

「百匹目の猿現象」と符合する点は、父よりかなり年上であるおばあさんの伯母は、年寄りな割りに早くに「スマホ」デビューしましたが、おじいさんの父はそれより数年遅れのデビューでした。

「大人の雄猿」の私は伯母に遅れての「スマホ」デビューでした。

私は数年間バックパッカースタイルで、アジア周辺の国々を放浪していたことがありますので、その時は「携帯電話」「テレビ」などは当然無い状態でしたし、必要最低限の持ち物だけで生活していましたので、日本に帰って来た時には「ガラケー」の進化にもついていけず、やっと身に着いたかなと思ったら「スマホ」時代が始まり、辟易しました。

日本は「ガラケー」と名の由来通り「ガラパゴス携帯」として日本独自に発展、普及している状態から「スマホ」社会に移行したのですから、凄いものです。

日本が「ガラケー」全盛期の時には、世界では先に「スマホ」が普及していったので、その「百匹目の猿現象」が影響したのかもしれません。

インターネットがなければ「ガラケー」「ガラケー」で日本の中でもう少し長く生き残ったかもしれませんが、グローバル社会となった現代では、「百匹目の猿現象」は世界規模、地球規模で起こりやすくなっているようにも思います。

「百匹目の猿現象」の前ではたとえ「鎖国」しても意味がないのかなと感じます。

フィギュアースケートの4回転ジャンプがみるみるうちに当たり前になりました。

猿 ジャンプ

私は「フィギュアスケート」を観戦するのが好きなのですが、今では男子だけでなく女子でも「4回転ジャンプ」を当たり前のように飛ぶようになってきました。

「4回転ジャンプ」が試合で飛ばれ始めた当初は、次元の違う凄い技のように騒がれていましたし、一つ成功するのも、危ういジャンプが多く見られましたが、今では飛ぶのが普通の事のようになっています。

「宇野昌磨選手」が世界で初めて「4回転フリップ」を試合で成功させて「ギネス世界記録」に認定された話題がありましたが、驚いたのはその偉業が何でもなかったかのように、その後「4回転ジャンプ」を飛ぶ選手がいっぱい出てきたことです。

もちろん選手の努力と練習の成果だと思うのですが、「ネイサン・チェン選手」「羽生結弦選手」「宇野昌磨選手」あたりが当たり前のように「4回転ジャンプ」を飛ぶようになってからは、一気に他の選手に広がっていったように感じたのですが、やっぱり「百匹目の猿現象」ってあるんじゃないかと思ってしまう、フィギュアスケート「4回転ジャンプ」事情です。

そう考えるとやっぱり「羽生結弦選手」はレジェンドであり、「1匹目のお猿」さんなのかなって感じです。

コメントとかも素晴らしいですし。

「百匹目の猿現象」が良い方向に作用するには?

ただ全ての事柄には二面性があるように思いますので、「百匹目の猿現象」が必ずしも良い方向に展開するとは限らないと思えるところが懸念されます。

「百匹目の猿現象」はあらゆる事柄は種族間で一定の割合を超えれば、時空を超えて形態が継承され、行動パターンも共鳴するという「シェルドレイクの仮説(形態形成場仮説)」の考え方がベースになった現象です。

「ルパード・シェルドレイク」はイギリスの学者ですが、当然「異端者」扱いされました。

記憶や経験は「脳」に蓄積されるのではなく、種族ごとに「サーバー」のような場所があり、そこに保存されるので、直接的な接触が無くても、時空を超えて他の人や物に伝播するといった説ですが、理解しようとしてもこれまでの考え方では理解できません。

「形態形成場仮説」の真意は分かりませんが、仮に仮説が本当だとすると伝播するのは良い事、悪い事全てに起こるということだと解釈できますので、教育や洗脳でおかしな方向に大勢の人の意識が向かえば、それも伝播してしまうということになりそうです。

第二次世界大戦の時の日本の国民の大半が、現在からでは考えられない考え方や、精神状態だったことにも説明が付くようにも思えてしまいます。

「ファシズム」がイタリア、ドイツ、日本という離れた国にほぼ同時に出てきたことなんかも、もしかしたら…なんて考えると嫌になります。

見ざる言わざる聞かざる

だから一人一人の思いや行動が大切になってくるのだと思います。

単純な表現ですが「愛」の意識が広がれば自然と地球は良くなっていくことになるということから、一人一人の「達観」に掛かっているのかもしれません。

ただ私のような凡人がいきなり「達観」「悟り」の境地を目指せば、挫折するだけですので日々、目の前のことに精一杯取り組み、昔よく言われた「一日一善」のような自分に出来ることを少しずつでも、行っていくことが出来ればと思います。

一人一人のささやかな行いの積み重ねで、宇宙のサーバーの中身が「愛」に満たされれば自ずと地球は良くなっていくのではないでしょうか?

もしかしたら地球上でそれが出来るのは、意志を持っている人間だけなのかもしれません。

HanaAkari

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