旅の玉手箱【シヴァ】〈インドの神様編-19〉

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旅の玉手箱 〈シヴァ〉 旅の玉手箱〈インドの神様編〉
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このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【シヴァ】破天荒な破壊と再生の神|旅の玉手箱 インドの神様編-19

【シヴァ

ヒンドゥー教では一般的に創造神〈ブラフマン〉、維持神〈ヴィシュヌ〉、破壊神〈シヴァ〉の三神の働きで世界が成り立っているとされているようですが、実際はそれぞれの役柄を一人の神様が全て担っているような印象がありました。

ヒンドゥー教には宗派があるようで、その宗派が崇める神様が一番力のある素晴らしい神様だというような俗な発想が強いようでした。

真髄を突き詰めれば全く違ったものかもしれませんが、やはり民衆心理としては私の信じている神様こそが一番なんだという気持ちを持ちたいのだと思います。

ですから〈シヴァ〉は破壊神として荒ぶる神のイメージが強く破天荒な面が目立ちますが、宗派(シヴァ派)によっては再生の神として〈ブラフマン〉=〈創造〉の役割も果たす存在でした。

私が俗な目で見たインドで受けた印象では、多種多様のヒンドゥーの神がいますが、現代のヒンドゥー教徒は〈シヴァ〉と〈ヴィシュヌ〉の二神で、人気を争う二強状態だったように見えました。

ですから、他の神様を神話でもって後から〈シヴァ〉や〈ヴィシュヌ〉に結び付けているようなきらいは感じます。

この二神はまさに優等生〈ヴィシュヌ〉と傾奇者〈シヴァ〉、そんな対極の象徴のようでした。

〈シヴァ〉は神道の神にたとえるならば〈スサノオノミコト〉でしょう。

なので、短気で怖いけれどもカリスマ要素が強いのだと思います。

シヴァ

〈シヴァ〉は〈シヴァ・リンガ〉という、男根を模ったもので崇拝されている。

インドのヒンドゥー教の聖地や寺院でよく見かけたものに、〈シヴァ・リンガ〉がありました。

シヴァ派の特徴のようです。

男性器を模ったもので、〈シヴァ〉と同一視されていました。

〈ヨーニ〉と呼ばれる女性器を模った台座と組み合わさった形になっているものが多く、花が添えられ、水が掛けられていました。

リンガ

〈シヴァ〉は、日本では〈大黒天〉になりました。

密教を通じて仏教に取り入れられた〈シヴァ〉は、日本でも人気がある神様です。

七福神の一人として〈うちでの小槌〉を持ち、〈大黒天〉として富の神として活躍しています。

インドでは三叉の矛を持っていますが、長旅の経て随分と丸くなった印象です。

シヴァ

HanaAkari

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