このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【鳥卵/チュン・ヴィット・ロン】珍味?|旅の玉手箱 食べ物編-2
【鳥卵/チュン・ヴィット・ロン】
ベトナム旅行中にとんでもない挑戦をしてしまいました。
屋台で売られていた「雛が中にいる状態のゆで卵」を食べてみました。
正直に申しますと食べきることはできませんでした。
とにかく視覚的な問題が大きいので、卵の殻を割った時に「なぜこれを食べようと思ったのか?」と自問自答しました。
ベトナム人が食べているのを見ていたので中身は分かっているつもりでしたが、実際に自分の手で殻を割ってみて中身を見ると、とてもじゃないけど食べたいとは思えませんでした。
雛がはっきりと分かり、ほぼ完成形だったのは衝撃でしたし、臭いがきつく、私の体は完全に拒絶していました。
しかし「もったいない精神」で食べてみましたが、味なのか臭いなのか分かりませんが、それも苦手なうえに、雛の羽毛や骨が気持ち悪いですし、途中で「ギブアップ」せざるを得なかったです。
「生理的に無理」という表現が適切だと思います。
私は日本でベトナム人と話す機会があると必ず「鳥卵」のことを質問します。
最近は日本で生活するベトナム人が多くなりましたので、きっかけがあれば話題として「鳥卵」のことを質問します。
これまでに全員が「美味しい」と言いましたので、もしかしたら「納豆」のように、癖になる味なのではないかと思います。
外国人は「納豆」が苦手な方が多いですし、私も子供の頃は食べられませんでしたが、今では好物ですので、「鳥卵」はそういった系統の食べ物なのかもしれません。
しかし見た目が厳しいので、再度挑戦したいとは思いません。
食べた瞬間に見た目の厳しさが消し飛ぶくらい「美味しい」っていう味でしたら食べるかもしれませんが、珍味系ですので馴染むまで私は耐えられないでしょう。
日本で「鳥卵」についてベトナム人から情報を貰いました。
まず、私は「鳥卵」の雛の骨は食べずに除けると思っていたのですが、「丸ごと食べる」そうです。
柔らかいし、パリパリして美味しいので「食べて下さい」とのことです。
雛の段階にも種類があるようで、その方は早い段階の雛の「鳥卵」が好みだそうで、小さい雛の方が柔らかいし、「美味しい」と言っていました。
もしかしたら私が挑戦したものは、かなり成熟したタイプだったのかもしれません。
また卵にも種類があり、「にわとり」「あひる」「うずら」まであるそうです。
「うずら」をお薦めされました(笑)
「遠慮しときます」
一瞬「うずら卵」の中の雛は小さいだろうに、わざわざ雛にする必要があるのか?と思いましたが、「文化の違い」にあれこれ是非を問うのは何かおかしいと思いますので、黙っていました。
犬やクジラを食する文化が全否定されるのも、どうかと思うのと同じです。
でも別の理由で「鳥卵」は遠慮いたします(笑)
HanaAkari