- ウッジャイン〈Ujjain〉
ここから一気に北インドに戻りました。心身ともに疲弊してきていたので、駆け込み寺の如く〈サールナート〉の日本寺で英気を養わせてもらおうと急ぎ足でした。ただその前にちょっと寄り道で〈アラハバード〉に行きました。 - アラハバード〈Allahabad〉
今は〈プラヤーグラージ〉に改名されています。聖なる川であるガンジス川とヤムナー川の合流地点で、ヒンドゥー教の重要な聖地でもあります。インドの初代首相〈ネルー〉の住居が見学できました。 - サールナート〈Sarnath〉
ここの日本寺がいつしか憩いの場になっていました。インドの旅に疲れた時にどれだけ充電させてもらったことでしょう。
このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【アラハバード】聖なる合流地点の裏表|旅の玉手箱 インド編-29
【アラハバード】
聖地の冠が付く場所には、宗教の種類など一切お構いなしに、ただ憑りつかれたように行ってみることに囚われていた私にとって〈アラハバード〉も外せない場所でした。
ここは、三つの聖なる川が合流する場所だといわれ、ヒンドゥー教の大祭〈クンブ・メーラ〉が行われる重要な聖地の一つです。
実際に大河〈ガンジス川〉と〈ヤムナー川〉がここで合流し、伝説の川〈サラスヴァティ川〉も合流する場所ということで、三つの聖なる川が合わさる場所といわれます。
その合流地点は「サンガム」と呼ばれていて、大パワースポットのはずでしたが…
実際に〈ガンジス川〉と〈ヤムナー川〉の合流地点へ訪れてみると、そこは砂が広く堆積した砂浜のようで、私が行った時は人出も少なく、うら寂しい雰囲気でした。
テント暮らしをする貧民たちの居住している、隔離された「へり」にあたるような場所だったのが意外な感じでした。
聖地という言葉の裏側のようでした。
そんな両極な部分が渾然一体になっているのが、インドの驚異的なところでした。
初めの頃は非常に驚くことが多かったのですが、臭い物に蓋をせず、臭いが無くなるまで腐敗させて還元させるようなインドのあり方に、次第に好感を持ちました。
お釈迦様はインドだったからこそ、悟りを得たのではないかと思うくらい、何か凄いものがありました。
インド初代首相〈ネルー〉の家「アナンド・バヴァン」が、観光できました。
〈アラハバード〉の町並からは、とても整備された行政都市といった感じを受けました。
全体がそうなのではないのでしょうが、インドの初代首相〈ネルー〉が暮らした家「アナンド・バヴァン」がある地域はそうでした。
「アナンド・バヴァン」は公開されていて、一般人も見学できましたので、お宅拝見に行きました。
ベランダに取り囲まれた「コロニアル様式」の、素敵なお家でした。
日本だと明治時代に入ってきた西洋建築がその様式ですが、あのスタイルはお洒落に見えて好きです。
HanaAkari