
このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【インドのきゅうり】チリ入塩でナイス|旅の玉手箱 食べ物編-15
【インドのきゅうり】
インドではちょっとしたおつまみになる食べ物が季節ごとに屋台の出店で売られていたので、よく買い食いを楽しませてもらいました。
中でも〈インドのきゅうり〉はお気に入りでした。
日本のきゅうりと違って太いので、塩を掛けて丸かじりするというスタイルではなく、注文するとナイフで半分に切ってくれて、断面にチリパウダーが混ざった塩をそのナイフで塗って手渡されました。
きゅうりは青臭さが少なく食べ易かったですし、チリパウダー入りの塩との取り合わせが良くて、いい食べ方だと感心したのと、単純に美味しかったので出店を見かけるとよく購入して齧りながら歩いたものです。
暑い時期の水分補給にもなりますし、塩分補給にもなるので理に適っているのも嬉しいことでした。
それが自然だと思うのですが、季節の野菜しか売られていなかったので、旬の時期には山盛りに同じ野菜が積まれていました。
いつでも食べられるのは嬉しいことですが、季節が巡ってきた時にしか食べられないのも、それが楽しみで待ち遠しく、久しぶりに口にする味には喜びが増すように思います。
何をもって「豊か」だというのかを考えさせられるほど、きゅうりが美味しかったです。
日本でも〈インドのきゅうり〉のタイプが、夏に多く出回ってくれたら嬉しいのですが…
チリパウダー入りの塩を掛けて齧りつきたいと思います。

〈加賀太きゅうり〉≒〈インドのきゅうり〉で、ほぼ同じように思います。
日本でも夏にスーパーで見掛ける石川県特産の〈加賀太きゅうり〉は、ほぼ〈インドのきゅうり〉と同じ感じです。
加賀野菜と呼ばれる金沢特産のきゅうりですが、歴史を遡ればインド北部原産とされる〈きゅうり〉は、シルクロードを経て中国から日本にやってきたようですから、そのようなことを考えると面白くなり、〈きゅうり〉の魅力がアップします。
HanaAkari