このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【サモサ】屋台で食べたインドの軽食|旅の玉手箱 食べ物編-13
【サモサ】
長距離列車の移動の時などに、駅に停車した際に売り子が〈サモサ〉を売りに来てくれたので、そんな時は軽食とはゆえ、ジャガイモが詰まっているので立派な食事として重宝しました。
通常の寝台列車には食堂車などは無かったので、売り子が売りに回ってきてくれることはありがたいことでしたし、古き良き時代の良い文化のような気がして楽しかったです。
インドの北部の地域では道端の屋台でもよく見かけましたし、レストランなどでも食べることが出来ました。
軽食の部類ですが結構お腹も膨らみますので、食欲のない時などでは十二分に食事として通用しましたが、香辛料たっぷりのエスニックな揚げ物は、体が弱っている時には重たいくらいだと思います。
インドの料理は香辛料をとことん追求した感じがあり、〈サモサ〉ひとつの中にもその摩訶不思議感はありました。
その分、凄く美味しいと感じる場合と、これはちょっと遠慮かな思う場合との落差が大きかったです。
味付けのバリエーションが使用する香辛料によって千差万別なところが、インドらしいと思う一面でした。
〈サモサ〉を食べる際には〈チャツネ〉というソースも添えられる場合が多かったですが、こちらも多種多様で、味の万華鏡を楽しませてくれました。
〈チャツネ〉は付けタレ的なソースで、多種多様の味がありました。
香辛料の坩堝のインド料理は、慣れてくると癖になってくる魅力あるものでした。
〈サモサ〉には〈チャツネ〉という独特のソースが付いていることが多く、こちらも様々な味があり、相対的には美味しいのですが、私には正直なところ時にごめんなさいという味もありました。
お店や家庭、作る人によって無限にレシピが存在するのではないでしょうか?面白いところです。
チリソースに近いものは比較的馴染みやすかったですし、私が一番気に入った〈チャツネ〉は生の青唐辛子を主に使ったものでした。
インド北部では青唐辛子を食するのが定番のようで、〈ターリー〉とかのインドの定食には添え物としてプレートに乗っていました。
その辛い生の青唐辛子を齧りながら食事をするのが、北インドでよく見かけた光景です。
HanaAkari