仏教四大聖地〈ブッダガヤ〉にある、〈大菩提寺=マハーボィーテンプル〉。ここは釈迦が菩提樹の下で、悟りを開いた〈成道〉の地です。〈大菩提寺〉は、2002年に世界遺産に登録されました。世界の僧侶が真剣に祈りを捧げていました。
このブログは私がバックパッカーとして、2000年11月~約半年の間に二度目のインド・ネパールの旅で訪れた仏教聖地を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ブッダガヤの大菩提寺】釈迦悟りの地に|旅の玉手箱 世界遺産編-6
【ブッダガヤの大菩提寺】
釈迦が悟りを開いた場所として、四大仏教聖地の中でもとりわけ重要視されている感じがしました。
〈ブッダガヤ〉のある〈ビハール州〉はインドの州の中で貧しい州だと言われていましたが、〈ブッダガヤ〉も、仏教聖地として仏教徒が集まらなければ、のどかな田舎の村だったかもしれません。
仏教に縁のある国々のお寺があり、仏教の僧侶が多くいました。
その中心的な建造物が〈大菩提寺〉です。
高さ50メートル程あり、迫力ある建造物ですが、現在の建物は19世紀に復元されたものだそうです。
インド全土を初めて統一した〈アショーカ王〉は仏教を国教にしたのですが、その時に建てられた仏教寺院が起源となり、仏教らしく栄枯盛衰、紆余曲折を経て現在の〈大菩提寺〉があります。
そこには観光地の一面もありますが、様々な国の仏教徒が真剣に祈りを捧げる場でした。
形式は違えど真摯に祈る人々の心には、国籍や宗教の違いを超えたものがあって欲しいと思います。
世界遺産〈World Heritage〉とは?
「世界遺産」は「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」によって採択され登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」のある移動不可の、文化財、景観、自然などです。
「文化遺産」と「自然遺産」があります。
1978年に最初の世界遺産が12件登録されてから、年々数を増やしています。
日本にある世界遺産第一号は、1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)」と「姫路城(兵庫県)」です。
HanaAkari
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