このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ヤギの目、牛の目】悟りと無邪気|旅の玉手箱 インド雑学編-18
【ヤギの目、牛の目】
私がインド人の目を見て感じたことです。
インド人には大きく分けて、2つのタイプの目があるように思いました。
一つが「ヤギ」のような目の人と、もう一つが「牛」のような目の人です。
圧倒的に「牛」のようなくるっとして愛らしい目の人が多かったのですが、時に「ヤギ」のように据わった感じがあり、眼光が鋭い目の人がいました。
「牛」のような目のインド人は、子牛のようにそのまんま無邪気でお茶目な雰囲気がありました。
「ヤギ」のような目のインド人は、悟りを開いたかのような目で、全てを見透かしているような風で、見えない世界にも通じているかのような感じがしました。
実際に話をしたりすると、「ヤギ」の目タイプの人は、知的な印象を持つ人が多かったように思いますので、精神性が目に現れているのかも?と思ったりしたものです。
ですから「ヤギ」の目のインド人と接する時は、少し緊張しました。
良からぬことまで見透かされてしまいそうなので、怖かったです。
達観した者の目が、「ヤギの目」ではないかというのが、私の勝手な持論です。
だって「牛の目」のインド人の愛らしいお茶目なところは、非常にインド人ぽかったですし。
ベジタリアンの多いインドですから、どちらも草食動物に似た目だというのも、ちょっと面白いです。
「目は口ほどに物を言う」と言いますので…
日本の諺で「目は口ほどに物を言う」とあります。
目は心を表現するといった意味です。
目を見れば相手の気持ちが分かるというのが日本流なら、目を見れば相手の精神レベルが分かるといえるのがインド人に対応した見方ではないかと、勝手な想像ばかりしています。
「顔は人物を表す」とも言われますから、あながち遠くないかもしれません。
HanaAkari