このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ラッパ飲みしない】インド人の水の飲み方|旅の玉手箱 インド雑学編-20
【ラッパ飲みしない】
インドの人々は、ペットボトルのミネラルウオーターを決して「ラッパ飲み」しませんでした。
衛生面を考えるとおかしくない行為だと思います。
ただ日本と感覚が違うところは、他人の口の付いたペットボトルではなく、自分しか飲まないものでも絶対に口を付けて飲みませんでした。
顔を天に向けて口を開け、容器の水を口の中に注ぎ込む形で飲むのがインド流でした。
ですから私も自分しか飲まないペットボトルの水でも、インド滞在中はインド人と同じスタイルで水を飲むようにしていました。
「ラッパ飲み」をする姿を見せると、冷ややかな視線を感じることになりそうだったので、郷に入っては郷に従えです。

また、インドでは水道水を飲むことはあまり好ましくないとのことで、必ずミネラルウォーターを携帯していました。
親しくなったインド人に「なぜ、口を付けて飲まないのか?」と聞いてみると、「汚い」という返答でした。
衛生面を気にしてのことでしょうが、インド人は手で食事をすることは気にならないのだろうか?と野暮なことを考えたりもしました。
文化に対していちいち細かいことを気にしてしうと、面白く無くなってしまいますから「郷に入っては郷に従え」という考え方は良い考え方だと思います。
「郷に入っては郷に従え」は、相手を尊重した賢明な発想だと思います。

「郷に行っては郷に従え」=「違う土地に行けば、そこの習慣に従うのが賢明」という意味ですが、この発想は万国共通ではなさそうです。
日本人なら、結構すんなり受け入れられる感覚で、そうする人が多いのではないかと思うのですが、外国人の方は結構自分のやり方は変えないように見受けることが多くありました。
自分をしっかり持っているという見方もできますが。
私はどちらが正解ということはないと考えますが、自分のやり方を力づくで相手に押し付ける行為は、自分が正しくて相手は間違っているということになると思いますので苦手です。
その逆もしかりで、いくら相手を尊重する気持ちが大切だといっても、やり過ぎは注意だと思います。
なんでも上手く調和が成り立てば幸いなのですが…
HanaAkari