- シンガポール〈Singapore 〉
獅子の町、シンガポール。マレー半島の先端に位置する都市国家。資本社会の象徴ともいうべき、最先端の革新的な都市です。綺麗で素晴らしい都市ですが、貧乏旅行者にとっては少々旅のコストが気になりました。
このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【獅子の町】マーライオン旅情|旅の玉手箱 シンガポール編-1
【シンガポール】
シンガポールといえば今では「マリーナベイサンズ」が、真っ先に思い浮かびますが、私がシンガポールに行った時は、存在していませんでした。
当時、私がシンガポールで一番に思い浮かべたものは「マーライオン」でした。
幼少の頃より絵葉書などの写真で目にすることがあり、シンガポールに行ったならば「マーライオン」だけは必ず見ようと思っていました。
実際に現地に訪れてみると、世界三大がっかりスポットの一つと言われる「マーライオン」ですが、確かにそうでした。
写真の印象が良かった分、実物にはがっかりというか、「ま、こんなこんなものではないでしょうか⁉」といった感想が率直なところです。
しかし資本主義のモデル国というのか?当時から垢抜けた感は相当でした。
その分、ケチケチ財布の貧乏旅行者にとっては痛いところではありましたが、マレーシアを南下してきてシンガポールからインドネシアへ向かいましたので、自然な流れで訪れたのでした。
町は綺麗でしたが、マナー違反の罰金のポスターはよく目に付きました。
今はどうだか分かりませんが、私が行った時にはマナー違反をすると罰金が課せられる内容のポスターをよく見かけました。
例えば、電車内で飲食をすると罰金なんぼ、道に唾を吐いたり、チューインガムを吐くと罰金なんぼ、ゴミをポイ捨てすると罰金なんぼ、みたいなものでした。
個人的にはそこまでする必要があるのか?と思ったのと、少々息苦しく感じたのはありますが、町は確かに綺麗でした。
実はちょっとホッとしたのは、表通りはとても綺麗だけど、ちょっと裏通りに入るとゴミが落ちていたりして小汚く、アジアらしさというか、人間臭さのようなものの欠片を見かけることが出来たことです。
私は無駄なものや、隙は少しくらいあった方が気楽でいいし、必要な部分とも思う方なので。
シンガポールは、多民族国家ですから統制の為に、明確なルールを作っていったのかもしれないと思います。
全体の人口の7割いるシンガポール人も、中国系7割、マレー系1割、インド系1割、その他1割と多様ですし、外国人が3割生活しているので厳格にならざる得なかったのでしょう。
しかし厳格なルールの反面、シンガポールには多民俗によるハイブリットな魅力と、力強さがありました。
ちょっと観光もしました。
セントーサ島
今は無くなってしまったようですが、セントーサ島にあった巨大なマーライオンを見に行きました。
「マーライオンタワー」は内部には入ることが出来て、展望台になっているマーライオンでした。
巨大マーライオンの口の中から外の景色が見れて、辺りが暗くなると、巨大マーライオンは目からレーザービームを発射していたのを思い出します。
ナイトサファリ
世界で初となる夜だけ開園するサファリパークは、斬新なアイデアでしたし、夜行性の動物の活動的な生態を見ることができましたので、とても興味があり行ってみました。
こういったアイデアが生まれてきて、それを実現化しているところなんかは、面白くて素敵だなと思います。
フードコート
観光というよりは必要に応じてでしたが、食事はもっぱらお値段もお手軽なフードコートで摂りました。
アジアの屋台村は活気がありました。
人気のお店には行列が出来ていましたし、私のお気に入りの「カオマンガイ」のお店もその一つでした。
シンガポールの「カオマンガイ」はアレンジされている感じがあり、素晴らしく美味しかったです。
よかったら「旅の玉手箱 食べ物編‐6〈カオマンガイ〉」も合わせて読んでみて下さい。
HanaAkari