旅の玉手箱【オームカレシュワール】〈中央インド編-3〉

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旅の玉手箱 〈中央インド編 旅の玉手箱〈中央インド編〉
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インド国内での動き
  • アウランガーバード
    Aurangabad
    ここから汽車で〈オームカレシュワール〉に向かいました。
  • オームカレシュワール
    〈Omkareshwar〉
    マディヤプラデーシュ州〈オームカレシュワール〉はヒンドゥー教の聖地です。川の中州が小島になっていて、その形が聖音「オーム」の形になっているとのことで、特別な場所として崇拝されていました。〈オームカレシュワール・ロード〉という田舎駅で降り、ローカルバスで少し距離がありました。
  • マンドゥ
    〈Mandu〉

    野にさらされた遺跡が点在している長閑でいい所でした。面白いのはバオバブの木が自生していることでした。誰かがアフリカから持ってきたバオバブの木がこの地域に広がったそうです。

  • ウッジャイン
    〈Ujjain〉
    三年に一度のヒンドゥー教の大祭〈クンブ・メーラ〉が行われるヒンドゥー教の聖地。〈マンドゥ〉から〈インドール〉に行き、そこから北へ少しの距離でした。

このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【オームカレシュワール】聖音の形の島|旅の玉手箱 中央インド編-3

【オームカレシュワール

〈オームカレシュワール〉の最寄り駅〈オームカレシュワール・ロード〉という駅で汽車を降りました。

のんびりした田舎の駅で無人駅ほどではありませんでしたが、何もない所だったと思います。

そこから〈オームカレシュワール〉までは古めかしいローカルバスで、少し距離がありました。

私が訪れた時期は乾季でしたから、暑いのに秋のような色合いの風景だったのが思い出されます。

茶色く乾いた真っ直ぐな道をのんびりバスに揺られていると、初めて行く場所に無事に到着できるのかといった不安も忘れ、「カントリーロード」の歌が聞こえてくるようでした。

牛車がのこのこ道を行く姿が見られ、まるで一昔前にタイムスリップした感じがして哀愁のある情景だったのが印象に残っています。

牛車

〈オームカレシュワール〉は川の中に島があり、この島の形が「聖音」とされる「オーム」の文字の形になっていることからヒンドゥー教の聖地として崇められています。

川沿いが小さな町になっていて、そこにあった巡礼宿に宿泊しました。

石畳みの何もないすっきりとした部屋でしたが宿泊料金は安くて、屋台で連日食べた〈ターリー〉も質素でしたが他よりも少し安く、この地域は全体的に物価が安かったと思います。

対岸から聖地とされる川の中島までは、長いつり橋が掛かっていて、毎日その橋を渡って島の道を歩き回りました。

オームカレシュワール

聖音〈オーム〉の形をした島を歩いて一周しました。

宗教的なことは分からないものの、この場所はなぜか急に元気がみなぎってきたのが不思議でした。

感じとしては気分が高揚し、下の方のエネルギーがみなぎってきたようでした。

チャクラだと第二チャクラになると思うのですが、あの現象があの場所に関係するのか?たまたまなのか?ただの思い込みなのか?とにかく活力が湧いてきて、どんどん歩くことが出来ました。

オームカレシュワール

島の中には未舗装の道が島を取り囲むように繋がっていて、道なりに歩いて行けば島を一周できるような感じになっていました。

所々に古い遺跡があって、風化し少しづつ崩れるままに放置されていたのですが、「栄枯盛衰」の寂寥感が心地良かったです。

道は平坦でなく、かなりの高低差があってちょっとしたトレッキングコースのようでした。

坂道を上った所に峠の茶屋があり、実際には峠のチャイ屋でしたが、そこで小休止してチャイをすするのは乙なものでした。

とても心地よかったので、数日間に渡りこの島を歩き回りました。

オームカレシュワール

聖音〈オーム〉

オーム
オーム

宇宙の根本原理を象徴する音で、呪文のようなもののようです。

神様の名前の前に付けられることがあります。

例えば、「オーム・ナマ・シヴァーヤ」=「私はシヴァに従います」

インドではこのような様々なヒンドゥー教のマントラが聖歌のようになっていて、至る所で流されていたので、よく耳にしました。

聞き慣れてくると心地良いマントラ音楽でした。

HanaAkari

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