言葉の小槌93 word is magic【ハシビロコウ】

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言葉の小槌② 言葉の小槌 〈51~100〉
言葉の小槌 51~100
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動かない鳥として注目を集めている鳥ですが、実に面白い鳥だと思います。

兵法のあり方の一つ「風林火山」ハシビロコウは実践している鳥だといえます。

このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。

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【ハシビロコウ】動かない鳥はスナイパーのようです|言葉の小槌93

【ハシビロコウ】

神戸動物王国にハシビロコウを見に行きました。

動かない鳥として注目を集めている鳥ですが、実に面白い鳥だと思います。

ペリカンに似たような感じの鳥ですが、野生のハシビロコウは、アフリカのウガンダ、ケニア、タンザニアに囲まれたアフリカ最大の湖ヴィクトリア湖周辺の湿地帯に生息していています。

水辺で気配を消して全く動かずに、エサになる魚が現れるのをじっと待っている鳥ですが、その生態と独特の見た目がとても気になる、無言のハンターのようなところが魅力的です。

私が動物園で見た時には、よく動きかなりの距離を飛んだりして、少しイメージと違いましたが、飼育員になだめられていましたので、興奮していたのかもしれません。

私が動かないハシビロコウからイメージしたのは武田信玄の「風林火山」でした。

ハシビロコウ
ハシビロコウ

ハシビロコウは「風林火山」の風林です。

風林火山
武田信玄 風林火山

戦国大名、武田信玄が軍旗にも使用していたとされます、兵法のあり方の一つ「風林火山」ハシビロコウは実践している鳥だと思います。

「風林火山」は、「速きこと風の如く、静かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」で有名ですが、ハシビロコウには「動かざること山の如し」を当てはめたいところですが、本来は山のように動かず守備するという意味になりますので、「静かなること林の如く」が適切のようです。

林のように静かにじっとしながら、据わった目で水面に魚が現れてくることを、待っている姿はスナイパーのようでもあります。

魚を見つけるや否や、風のように迅速に動いて、狩るというハシビロコウには感心します。

せっかちな私は「よく待ってられるなぁ」と思うのと、動く時に体が硬直しておらず、「よく瞬時に動けるもんだ」とつまらいこと考えてしまいますが、人間は飛行機などで狭い座席に長い間、同じ姿勢で座っていると「エコノミークラス症候群」になってしまいますので、ハシビロコウの体はどのような仕組みになっているのかが気になります。

あと、あの据わった目は何を見通しているのだろうか?と鋭い視線に全てを見透かされているようで、ちょっと怖いです(笑)

人間と違ってむやみに争わないですし、人間以上に真理が見えているのかもしれません。

火のように侵略する必要もないし、しないのでハシビロコウは偉いと思います。

ハシビロコウ

HanaAkari

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