「阿吽の呼吸」「旧知の仲」お二人の対談が非常に幅広く、明け透けなのが非常に楽しかったです。
一昔前だと、気が狂っているオカルトだと失笑されてしまいそうな対談を真面目に、しかも楽しそうに交わしているお二人に好感を持ちました。
まず何が面白いかというと、見えない世界があるとか無いとかという不毛な時間がなく、あるというのを当たり前に始まっていましたし、UFOや宇宙人もいるとかいないではなく、いるというのが当然で話が進みますから、胸がすきます。
私はこういったものに現在は肯定的ですから、楽しく読めましたが、ずっと若い頃だと怪訝な目で見たことでしょう。
お二人程強烈な経験はありませんが、私も少しは見えない世界のことを体感する機会がありましたので、世間に向けて正々堂々と知っていることを公表されていることに敬意を表します。
勇者だと思います。
特殊な経験があると初めは嬉しくなって、人に伝えたくなるのですが、そうすると決まって変人扱いされ、事実は事実だと言えば言う程、周囲から人は去っていったものですから…
きっと、人に何と言われようが、本当に人や地球のことを思う気持ちの方が勝るのでしょう。
そういった、以前は怪しいとレッテルを貼られていたような世界もそう遠くない将来には、泣く子も黙る科学「量子力学」で解明されそうで楽しみです。
新人類もどんどん出て来て、新時代が切り開かれていきそうですが、ガラケーからスマホに変えるのも苦心したような私に着いて行けるかは疑問ですが…
「新時代を生き抜く!波動を上げる生き方」にヒントがありましたが、この著書はそういった堅苦しいことを面白可笑しく伝えてくれているのが、読んでいて非常に楽しかったです。
著者二人の息がぴったりですから対談が盛りあがり、功を奏しているのだと感じました。
時に脱線して行くのも愛嬌でした。
秋山氏が、飼育している動物が靴を噛む癖を直す手段として、靴に辛子を塗っておくと食いついた瞬間にギャーッとなりますと語る場面があったのですが、間髪入れずに西脇氏が「履けないじゃないですか」と素で答えているところには、思わず吹き出してしまいました。
「新時代を生き抜く!波動を上げる生き方」の中で、為になるなと思った記述のいくつか。
全体を通して面白おかしくて楽しい書籍だったので、一気に読み進みましたが、それでいて内容も濃いですから、参考になることは数多くありました。
いくつかご紹介したいと思います。
消化力の話がありました。
インド古典医学アーユルヴェーダでは、健康の秘訣は消化力をあげることだそうです。
具体的な例は、「ショウガを摂る」「運動をする」「嫌いな人と一緒に食べない」とかあるそうで、「嫌いな人と一緒に食べない」なんかは絶妙な観点だと感心しました。
脳と体は対立する面がある。
糖質や脂質を接種するとβエンドルフィンという脳内麻薬がたくさん出て、美味しく感じられるからやめられないけれど、体の健康にはよろしくない。
バランスを上手く取ることが大事です。
すべての出来事はたまたま偶然に起こったということはないそうです。
他人に期待しなくなってから、怒りがなくなりました。
人は相手に勝手に期待して、それが裏切られて怒りが生じますから。
「誰にも期待しない」「自分にも期待しない」
自分できちんと情報を選んで、自分の頭で考えて自分の責任で行動することがとても重要。
私はこれらのことをふまえて「UFOには期待しない」ことにしました。
ある日、UFOに乗った宇宙人が颯爽と現れて救世主の如く、人類を救済してくれるなんて虫が良すぎますので。
ただ、宇宙人が普通に出てきたら、人間の価値観は大きく変わるかもしれないと思います。
恐怖心から起こる排他的な感情を克服できないうちは、宇宙人は理解のある人の所にしか現れることが出来ないのではないでしょうか?
HanaAkari