旅の玉手箱【○○バード】〈インド雑学編-25〉

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このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【○○バード】イスラム教の影響がある都市⁉|旅の玉手箱 インド雑学編-25

【○○バード

私が訪れたインドの町で、〈アーメダバード〉と〈ハイダラバード〉の〈○○バード〉は「都市」という意味です。

正確には「アバード(abad)」のようですが、「都市」と解釈すれば〈○○バード〉という地名が多くあるのも理解できます。

日本だと〈○○市〉のような感じでしょうか?

〈アーメダバード〉は英語表記ですので、本来は〈アフマダーバード〉で「アフマドの都市」になりますから、イスラム王朝の〈グジャラート・スルターン朝〉の「アフマド・シャー1世」が作った都市ということです。

〈ハイダラバード〉は「ハイダルの都市」のようですが、ハイダルが人名なのかは不明です。

どちらの都市もイスラム教国家の統治下にあった歴史が影響しています。

アーメダバード

パキスタンの首都「イスラマバード」は「イスラムの都市」を意味します。

〈パキスタン〉はイスラム教国家ですが、首都の〈イスラマバード〉も〈○○バード〉都市です。

かつてインド、パキスタン、バングラデシュは一つの国でしたが、インドという地は英国が入ってくる前には、西方からイスラムの勢力が押し寄せて来た歴史がありますので、〈○○バード〉は、まさにその歴史を表しています。

現在のインドが独立を果たす時に、イスラム教徒の多くいた地域が〈パキスタン〉として分裂しましたが、インド国内には今でも多くのイスラム教徒がいます。

〈アーメダバード〉の人口の約2割はイスラム教徒ですし、〈ハイダラバード〉に至っては約8割の人がイスラム教徒と、インドの都市の中でイスラム教徒が多く暮らす地域になります。

ハイデラバード

〈○○バード〉はイスラムの影響のある都市と言えるでしょう。

確かに私が〈ハイダラバード〉に行った時には、全身黒ずくめの女性も多く見掛けました。

イスラムの戒律が強いアラブの国々の女性に見る、目の所だけが外から見え、その他は黒一色の姿ですす。

モスリム

私はインドでは〈ハイダラバード〉以外の町で、あれ程、厳格なイスラムスタイルの人は見かけなかったので、とても印象に残っています。

HanaAkari

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