このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【インディアンマンゴー】無我夢中に齧りつきました。|旅の玉手箱 食べ物編-30
【インディアンマンゴー】
インドでは日本のように年中、色んなものが手に入るということがなく、当たり前のことですが季節のものをその季節に食べるというのが普通でした。
ということは、旬の季節にはその時期に採れる野菜や果物で溢れかえります。
インドでは雨季に入る前の日本では春から初夏頃には、マンゴーがありました。
仏教聖地〈サールナート〉の日本寺には、駆け込み寺のようにインド各地を巡って疲れた時には、何度もお世話になりました。
そこで〈インディアンマンゴー〉に出会いました。
お寺の横にマンゴー園があり、たまたま旬の時期に寄せてもらった際は、次々できる〈インディアンマンゴー〉を、果汁で口の周りが荒れるくらい、たらふく食べさせてもらいました。
〈インディアンマンゴー〉は日本で売っているマンゴーよりかなり小ぶりでしたが、味は最高、いくらでも食べれました。
私は大きなマンゴーよりも〈インディアンマンゴー〉の方が好きです。
残念なのは大きな〈アップルマンゴー〉は売っていても〈インディアンマンゴー〉は日本で売っているのを見かけないことです。
本当に〈マンゴー〉は美味しい果実だと思います。
強いて欠点をあげるとしたら、果肉の繊維が歯の隙間に挟まりやすいことでしょうか、ですがたとえすべての歯の隙間に詰まったとしても、ムシャブリ食べたいです。
日本で知り合ったフィリピン人も、〈インディアンマンゴー〉が美味しいと言ってました。
ある時、日本に住んでいるフィリピン人と〈マンゴー〉の話になったことがあります。
実はその時に〈インディアンマンゴー〉という名を知りました。
「日本では売ってないのだけど、〈インディアンマンゴー〉が好きだ」といったことでした。
私が〈インディアンマンゴー〉って、どんなマンゴーなのかを尋ねたら、インド原産の小さいマンゴーだと説明してくれました。
その時になって「あの時、インドで食べたマンゴーだ」と結び付いたのです。
そのまんまの名ですが、一気に記憶が甦った瞬間でした。
HanaAkari