このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【キングココナッツ】甘露の椰子の水|旅の玉手箱 飲み物編-10
【キングココナッツ】
スリランカの〈ダンブッラ〉に滞在していた時のことですが、バックパッカーとして自由気儘にやらしてもらっていたので、本来持ち併せている陰よりで非社交的な面が自然と抑制されて、結構知り合った人とコミュニケーションを取ることを楽しんでいました。
そんな時に、「是非ココナッツウァーターを飲んでみて」とお薦めをされたので、冗談半分で「不味いからノーサンキュー」と笑って逃れようとしたのを思い出します。
南国ではココナッツに穴を開けて、中に溜まっているココナッツウァーターを飲む光景は定番ですし、ナタで外側の硬い殻を上手に削って、サッとストローを挿すのを見ると、思わず飲んでみたくなったので、それまでに何度も挑戦していたのです。
そして見た目のパフォーマンスに釣られて飲んでみると、きまって後悔することを繰り返していました。
正直、美味しいとは感じず、飲み干すのにいつも半べそをかくのです。
そんな経験もあったので、「もうココナッツウァーターはいいや」という思いがありました。
ですからストレートに断ったのですが、「このココナッツは特別だから」と言って押しが強く、善意からのお薦めだと感じたので、恐る恐る試してみることにしました。
見た目もよく見かける緑のココナッツよりも小さくて、色が赤みがかったオレンジ色でしたから、明らかにこれまでに試したココナッツとは違うのは分かるのですが…
驚きました。
滅茶苦茶おいしかったのです。
ほんのり甘くて、すんなり飲める癖のない水のようでした。
思わず「おかわり」しました。
ヤシの木の種類でこれ程までに味が違うのかと、目から鱗が落ちる出来事でしたが、本当に〈キングココナッツ〉に出会えて良かったです。
ヤシの実全体の印象が押し上げられました。
この〈キングココナッツ〉はスリランカ原産のココナッツでした。
あっぱれ。
〈キングココナッツ〉と一般的なココナッツとの違い (個人の感想)
〈キングココナッツ〉はスリランカ原産のココナッツです。
外側は緑色。
ココナッツウァーターの味は、青臭さがあって癖がある。水のような感覚を期待して飲むと期待を裏切られると思います。
外側は赤みがかったオレンジ色。
実の大きさは一般的なココナッツより小ぶり。
ココナッツウァーターの味は美味。ほんのり甘く、癖がないので飲みやすかったです。一般的なココナッツウァーターが苦手な人もおいしく頂けると思います。
もしかしたら〈ココナッツの王様〉ということなのかな?
HanaAkari