このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。
【ドリアン】果物の王様は万人に媚びない|旅の玉手箱 食べ物編-8
【ドリアン】
臭いけど美味しくて癖になる味として有名な「ドリアン」ですが、私は臭いとは感じなかったので、普通に美味しかった印象です。
柑橘系の果物のように、口の中がスッキリするような爽やかな果物ではないので、生の果物を食べているというよりも、しっかりとした食品を食べているような食感でした。
フレッシュフルーツなのに、しっとりとしてクリーミーでしたので、クリームを食べているような感覚だったのと、お口直しのデザートにサクッと頂くといった感じではなく、しっかりとした食べ応えがありました。
美味しいです。
そしてちっとも臭いとは感じませんでした。
嗅覚は人によってかなり個人差がある感覚だと思いますし、割合は違っても一方で臭いと感じる人がいる匂いでも、一方ではいい匂いだと認識する人がいたりしますので、ドリアンは臭いと臭くない匂いの瀬戸際にある果物ではないかと思います。
臭いという意見が多いので、若干臭い寄りなのかもしれません。
知り合いのベトナム人から聞いた話ですが、ベトナム人でも好き嫌いがはっきりと分かれるとのことでした。
私はてっきり南国のフルーツなので、南国の人々の大半は美味しく食べているものだと思っていましたが、やはり癖が強く意見が割れるようです。
「ドリアンは臭いですか?」「ドリアンは食べれますか?」と質問され、私は臭いと思わなかったし、美味しかったと私見を述べたのですが、「食べれる人は、臭いと思わないんです」「臭いと思わない人が食べることができます」と、変に納得してしまう情報を聞けました。
そうなんだって感じです。
「臭い」と言われる食べ物は匂いも美味しさの内ではないでしょうか?
私は納豆も臭いとは思わないので、嗅覚が臭い匂いに対して鈍感なのかな?と思ってしまうのですが、食べ物以外の臭いものは、鈍感であれば良かったのにと思うくらいちゃんと臭いので、臭い食べ物に対してのみ鈍感なのかもしれません。
タイでのことですが、屋台でスルメイカが売られていたので、美味しいので食べていると知り合ったイギリス人から「よくそんな臭いもの食べれるな」と不思議がられたことがあります。
ちっとも臭くないですし、逆に匂いが無かったら美味しく無いだろうと思うのですが、人それぞれです。
韓国人の友人も「この匂いが美味しい」のにと、同意見でした。
そんな韓国でも伝統食のキムチは若い世代の間では、「臭い」ということであまり食べられなくなってきていると聞きました。
こちらも匂いが無ければ物足りないのではと思うのは、私だけでしょうか?
私は臭い匂いが美味しさに繋がるという意見ですので、ドリアンも平気だったのかもしれません。
臭い食べ物は人の好みがはっきりと分かれて、面白いです。
HanaAkari