旅の玉手箱【ナシゴレン&ミーゴレン】〈食べ物編-10〉

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旅の玉手箱 (ナシゴレン) 旅の玉手箱〈食べ物編〉
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〈ナシゴレン〉はインドネシアの焼き飯です。エスニックチャーハンといった感じですが、〈フライドライス〉は食べ慣れた料理ですから、馴染みやすく何処の国に行っても、よく食べた料理でした。安くて美味しく、食べやすいので、インドネシアではナシゴレンは本当によく食べました。
インドネシア語で〈ナシ〉が〈ご飯〉という意味で、〈ゴレン〉は揚げる、炒めるという意味です。英語の〈fried〉です。
〈ミーゴレン〉はインドネシアの〈焼きそば〉です。〈エスニック・フライドヌードル〉です。味付けは〈ナシゴレン〉と同じで、〈焼き飯〉か〈焼きそば〉かの違いです。こちらも安いし美味しいしかったので、本当にお世話になりました。
インドネシア語で〈ミー〉は〈麺〉という意味で、〈ゴレン〉は揚げる、炒めるという意味ですので、〈焼きそば〉です。

このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【ナシゴレン&ミーゴレン】ザ・定番!|旅の玉手箱 食べ物編-10

【ナシゴレン&ミーゴレン

インドネシアにいる時は、一日一食ナシゴレンミーゴレンのどちらかは必ず食べていました。

何処にでもメニューにあったこと、美味しくてお手軽なこと、味にすぐに馴染めたことがその理由の一つです。

私はインドネシアカレーなどに使われていた、ココナッツミルクの味が苦手で、なかなか慣れることが出来なかったので、ココナッツミルクを使っている料理はなるべく避けていたので、必然的にナシゴレン&ミーゴレンをよく食べることになりました。

日本の「焼き飯」や「焼きそば」とは調味料が違うので、味は違えども大筋ではよく似たものだったので、美味しく頂けました。

エスニック風といえばそうですが、焼き飯、焼きそばにもなれば世界共通の定番の料理だと言っても過言ではないと思いますので、まず間違いのない味ですね。

特にアジアの国々では庶民の定番メニューではないでしょうか。

ナシゴレン&ミーゴレンには添え物として、目玉焼きや簡単なサラダと煎餅のようなパリパリしたお菓子が付いていることが多かったです。

パリパリした煎餅が添えてある辺りからして、B級グルメっぽくて普段着で口いっぱいに頬張れる気軽さが、貧乏旅行者には最適でした。

思い起こせば旅行中は着飾るようなことは一切考えることは無かったですし、服も最低限しか持っていなかったのですが、不十分だと感じることもなく、それで成り立っていたのです。

日本での暮らしでは旅行中のようにはいきませんが、それでもあの頃の経験はかなり影響しているようで、物は少ない生活が普通になりました。

好き放題生きていた私には、バックパッカーでの経験は楽しみながらも、いい経験になったのだと思います。

ナシゴレン
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「ミーゴレン」で日本での思い出があります。

ミーゴレン

バックパッカー旅行から帰ってきた後に、日本で農家に住み込みのアルバイトに行ったことがあります。

隣の農家にはインドネシア人の男性たちが、同じように住み込みでバイトに来ていました。

海外での外国人との交流が日本でも続くことになるなんて、嬉しくて毎晩、遊びに行きました。

4人のインドネシア人は出身地も年齢もバラバラでしたが、陽気で仲が良い感じでした。

出身地はそれぞれジャカルタ、スマトラ、バンドン、スラバヤだと聞きました。

仕事もよく働き、時々近くの畑で作業をするのを見かけると、負けるわけにはいかないと勝手にライバル視したものです。

その中の一人がアコースティックギターを持っていて弾くのが上手で、弾き語りで歌を歌ったり、彼らは全員で合唱したりしていたのが、私を含め日本人にはあまりない時間の過ごし方だったので、憧れる気持ちはありましたが、何か本質的な性格の違いのような、根っから明るいといった印象がありました。

インドネシア旅行中でも、他の国の人に比べて、インドネシアの人は明るい人、やんちゃな人が多かったように思います。

アコースティックギター

彼らが歌っていた歌がイワン・ファルスというインドネシアのシンガーソングライターの歌でした。

あの頃インドネシアでは大変人気のあるミュージシャンだったようで、カントリーミュージックぽくて、古き良き時代のような率直な雰囲気がいいんです。

実は私もインドネシア旅行中に知り、とても気に入ったのでイワン・ファルスのCDを持っていて、よく聞いていましたので、馴染みがある歌を彼らが合唱するのを聞いていると、懐かしさと、その時の縁にしみじみとしたものです。

イワン・ファルスの歌は、バリのウブドの安宿のお母さんがいつも聞いていて、意味は全然分かりませんが聞いていて心地が良かったので、教えてもらって購入したのです。

あの時も持参していたので、インドネシア人たちは私がイワン・ファルスのCDを見せたので、非常に驚いていたのと、一気に距離が縮まった感はありました。

しまいには私のことを香港の俳優のアンディ・ラウに似ていると言い出す始末で、言われたこっちが恥ずかしくなりました。

あの人たちの目には、黄色人種は全てアンディ・ラウに見えるのかもしれません。

ある日、ミーゴレンを作ったので、御馳走すると呼ばれたことがありました。

私は一口食べて「これ、日本の焼きそばやないか」と言ったのを憶えています。

彼らは笑って片言の日本語で、「違う、これミーゴレン」と言っていましたが、美味しかったですが全て日本の食材、ソースで作ったのですから、日本の焼きそばの味になって当然なのでした。

具材にちくわを入れていたアレンジには、面白いことを考えるもんだなと思ったものです。

思い出すだけで、美味しいミーゴレンです。

HanaAkari

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