「ダイヤモンドの雨」現象は、宇宙では一般的に起こっている現象かもしれないとのことです。
私は「ダイヤモンドの雨」のことを知った時には、単純に「凄い」と思ったのと、「危ない」とも思いました。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【ダイヤモンドの雨】天王星、海王星に降り積もる⁉|言葉の小槌81
【ダイヤモンドの雨】
宇宙では「ダイヤモンドの雨」が、あちこちで発生しているという仮説があります。
これまでにも「天王星」と「海王星」では「ダイヤモンドの雨」現象が起こっているという仮説があったのですが、これまでに想定していたよりも「ダイヤモンドの雨」現象は、宇宙では一般的に起こっている現象かもしれないとのことです。
私は「ダイヤモンドの雨」のことを知った時には、単純に「凄い」と思ったのと、「危ない」とも思いました。
「ダイヤモンド」のような固いものが空から降ってきたら、危険すぎて地上で生活できないから、豪華で綺麗などと言っている場合ではないぞと思ったのです。
「天王星」や「海王星」では「ダイヤモンドの雨」は実際に空から降ってくるのではなく、発生したダイヤモンドの粒が、惑星の核に向かってどんどん沈んで行くような現象とのことでしたが、科学者でない私の頭ではイメージも難しい感じです。
ただ「ダイヤモンド」が雨粒のように大量にあるということが本当なら、宝石といえば「ダイヤモンド」ともてはやされた世代の人間にはロマンというか、驚愕というか、裏を返せば幻滅とも思えます。
大量にあったら価値もへったくれもありませんので(笑)
「ダイヤモンドの雨」の仮説について
これまでの仮説では「天王星」と「海王星」では水素と炭素が非常に高い圧力と温度によって、ダイヤモンドに変化し、そのダイヤモンドの粒が雨が地面に沁み込んでいくかのように、地下深くに沈んでいるとされていました。
新しい説ではダイヤモンドの生成には「水素」と「酸素」も関係していると考えられるので、そうなると「天王星」や「海王星」に限らず、多くの星で「ダイヤモンドの雨」の現象が起こっている可能性があるそうです。
「天王星」や「海王星」は巨大な氷惑星と考えられており、地表下には「高温で高密度の液体」が存在していて、ここでダイヤモンドが生成されて、地球程の大きさがある核部分に向かってゆっくりと沈んでいると考えられるそうです。
ダイヤモンドの層は、数百キロメートル以上ある可能性があるそうです。
地球の表面全体に数百キロメートルのダイヤモンドの層があるような感じだと思うので、本当の天文学的レベルの前では、いやはや何ともという他ありまん。
まさに塵も積もれば積もったりで、「ダイアモンドの雨」という表現も納得です。
ダイヤモンドの質は低いと予想されているみたいですが、もしもハイクオリティーなダイヤモンドだったらと想像すると笑うしかないような感じです。
実は私は「どうやったらこのような仮説が生まれて来るのか?」の方が気になったりします。
研究チームではこの仮説を再現する実験が行われ、炭素と水素と酸素の混合物として、ペットボトルに使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)を使い、高出力レーザーを照射する実験から、粒子状の「ナノダイヤモンド」が生成される過程の観察に成功したようです。
「ナノダイヤモンド」の新しい製造方法の可能性にもなる成果とのことです。
「ナノダイヤモンド」について
「ナノダイヤモンド」とはダイヤモンドの結晶構造も持った「ナノ粒子」のことです。
人口ダイヤモンドの一種で、ナノ状態ですがダイヤモンドの優れた性質は維持されていて、研磨剤やエンジンオイルの添加剤に使用されています。
また生体に対して無害なナノ粒子ですので、生物や医療の分野への活用が広がりつつあるようです。
現在の製造方法は爆薬の原料である、TNT(トリニトロトルエン)と RDX(トリメチレントリニトロアミン)の混合物を密閉した状態で爆発させることで作られています。
ナノダイヤモンド触媒
「ナノダイヤモンド触媒」という技術では「ナノダイヤモンド」をコーティングすることで、「抗菌、抗ウィルス効果」「防カビ、防臭効果」が長期間維持されるそうです。
以前からある「光触媒」と同じような作用ですが、「光触媒」のように効果が発動するのに光が必要でないので、どこでも活用でき使用範囲が広がったようです。
「ダイヤモンド」は宝石として美しいだけでなく、非常に実用的で様々の可能性を秘めているようです。
HanaAkari