「大麻ヒステリー」思考停止になる日本人|武田邦彦著を読んで

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大麻ヒステリー〈読書感想文〉 〈武田邦彦〉作品を読んで
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「大麻」と聞くとヒステリーを起こし、思考停止になってしまう日本人に朗報かも⁉

日本人の価値観にある、大麻=痲薬(まやく)であり「大麻」は絶対悪だという風潮に「待った」をかける内容だと思いますが、それを感情論とかで擁護するのではなく、実際の歴史を振り返り、大麻に対して何が起こったのかを説明されているところは興味深いものでした。

さらには科学的な検証データを紹介されているのですが、それも現代の日本の一般的な常識からすると嘘みたいな事実でした。

嗜好品としてマリファナを使用した場合、人体に対する毒性はお酒や煙草よりもはるかに少ないのだそうです。

私は体調を崩したことがきっかけで煙草を吸うのを止めようと決意し禁煙に取り組みましたが、何度も失敗を繰り返して情けなくなったこと、禁断症状も出たり、やっとのことで禁煙に至った苦労を思い出し、苦笑いしてしまいました。

大麻

日本では戦前までは大麻は麻(繊維)として、一般的に栽培されていた植物で、神道とも深い繋がりがあるものだったのが、今では「痲薬」だとされ、まるで悪の権化のような扱いになっているのは、少し異常ではありませんか?という問題定義が、「大麻ヒステリー」思考停止になる日本人のテーマになっているのだと思いました。

アヘンやヘロイン、コカインなどの薬物は毒性も強く、中毒から廃人になってしまうケースが多いという科学的データがあるそうですが、大麻にはそれがないばかりか、アルコールやニコチンにある中毒性もないようなのです。

法律で決まっているからと済ませるのではなく、しっかりと事実に向き合って考えるべきことではないでしょうか?問題があるのは、「大麻」ではなく日本人の盲目的な固定概念ではないでしょうか?そんな思いをこの書籍から感じました。

何も大麻に限ったことではないのだと思います。

外国では大麻は合法とされているケースも多くあり、ずっと以前からマリファナが合法になっているオランダの人から「なぜ、大麻を取り締まるのですか?大人なのだから、自分で判断したらいいじゃないですか」といった意見もあったそうです。

微妙な位置にあるちょっと特殊な植物ならではの物議ですが、もしかしたら神道の神様は大麻を使って日本人に対して課題提供されているのかもしれません。

武田氏はアメリカでの大麻禁止法の歴史を紹介する中で、ある時代では大麻が前面的に禁止にならなかった理由についてこういった理由を述べていたのが興味深かったです。

人間は噂に弱く、パニックになることもありますが、その反面、事実ではないことには納得しないという優れたところもありますと。

しかしそれは過去のアメリカの話で、今の日本は「大麻」と聞けばヒステリーを起こし、思考停止になるのは、いかがなものでしょうか?ということでした。

ブレーン

「大麻ヒステリー」に対して個人的に思うこと。

大麻についてある程度科学的に検証されているのならば、盲目的に禁止にするのではなく冷静に判断してもよいのだと思います。

薬効としての効能もあり、薬としての可能性もまだまだ広がりそうですし。

それ以外でも大麻の種から絞ったヘンプオイルは、車も走らせることもでき、エネルギーとしても活用可能なのだとか。

また歴史的にも長い間、重要な植物として日本人の生活と共にあったものですから、おおらかな気持ちで考えてみるのは大切なことだと思います。

ボブ・マーリー

副産物としては、レゲエの神様〈ボブ・マーリー〉のようにキメて、ラブ&ピースの世界を自由自在に堪能出来れば、争い事も少しは減るのではないかと想像します。

壁に耳あり障子に目あり、重箱の隅をつつきまくって、わざわざ息苦しくするよりも、「夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか~、うふっふ~」って感じ。

HanaAkari

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