「見事に負のイメージを感じることができず、あれほど太陽と正々堂々と向かい合える花は他には無いでしょう」
小学一年か二年生の時に描いた「ひわわり」の絵で表彰されたことがあります。
このブログは言葉から連想したことを自由に書いています。時に勇気や喜びをもらえたり、慰められたり、癒されたり、言葉には力があるように思います。そんな素敵さや楽しさを少しでも表現できたら幸いです。
【ひまわり】太陽に向く夏の顔でちょっと花エッセイ|言葉の小槌41
【ひまわり】
夏を代表する花といえば、動の「ひまわり」と静の「朝顔」だと思っています。
「ひまわり」は真夏のために生まれてきた花としての貫禄があり、太陽に向かって咲く鮮やかな黄色い大輪の花には元気が溢れていて、勇気をもらえます。
見事に負のイメージを感じることができず、あれほど太陽と正々堂々と向かい合える花は他には無いでしょう。
「サンフラワー」という名の通り「ひまわり」が太陽なんですね。
太陽の方に向かって咲く花の習性も面白いですし、不思議ですが気持ちは分かるような気がします。
大阪南港と九州間で就航されているフェリーに「さんふらわあ」号があるのですが、船体の左右に大きなオレンジ色の太陽のようなひまわりが、水面から朝日がのぼるかのようにデザインされていて、船が好きな私には幼少の頃から憧れのフェリーです。
残念ながら大阪に住んでいますが一度も乗ったことがないので、次に九州に行く際には小さな頃からの夢を叶えたいと思います。
私には「ひまわり」で少し名誉なことがあります。
小学一年か二年生の時に描いた「ひわわり」の絵で表彰されたことがあります。
過去も過去の栄光ですが、私には少し絵の才能があったのかもしれません。
かもしれませんというのは、特に絵を習ったことはなかったのですが、幼稚園から小学四年生までは、毎年何かしら表彰されていましたので。
が、その後ピタリと表彰されなくなりました。
今だとその理由が分かります。
技術を磨く練習をしなかったことはあるかもしれませんが、一番の理由は頭で考え過ぎるようになったからだと思うのです。
小さな頃は何も考えずに純粋に描いていたのですが、大きくなるにつれて「上手く描いてやろう」「どうすれば良く見えるだろうか」といった思考が先行するようになったのが、絵を表現するに当たってはマイナスに働いたのでしょう。
表彰された遍歴を見ても明らかで、私が学年を上がるに連れて表彰状のサイズは小さくなっていきました。
つまり見事に順位が一つづつ下がっていき、「特賞」から最後は「努力賞」といった流れでしたので、分かりやすいと思います。
一時期、ダウン症の友人とよく遊んでいたのですが、彼が描く絵は真似できないセンスに溢れていました。
特に色彩感覚が異次元でした。
直感や感性は大切なものだと、最近改めて思います。
HanaAkari