「夢」 芥川龍之介著 を読んで

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夢〈読書感想文〉 〈芥川龍之介〉作品を読んで
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〈札幌色〉とはどんな色?気になる色彩が出てきました。

色彩がある夢を見るのは神経が疲れている証拠なのだとか…そんな始まり方でしたが、芥川龍之介氏は子供の頃よりずっと色のある夢を見ていたのだそうです。

勝手なイメージですが、芥川氏は頭が始終何かを考えていそうなタイプですから、いつも神経が疲れていてもおかしくない様な気もしました。

実際に見た夢の記憶を綴っているのだと思いますが、夢でありながらも文豪らしさがキラリと光っているのが、神経をすり減らしているだけのことがあると感じ流石だと思いました。

「札幌色」なる言葉が出てきましが、一体どんな色なのでしょうか?

美しい紺色のマントの色に関心して「何色ですか?」と尋ねたら、「札幌色」という返答があり、何か変てこですが、夢の中の話ということですから。

札幌色

悪臭を感じた夢もあったり、得意げに俳句を読んでいたり、その俳句が「お神輿の渡るを見るや爪立ちて」というもので、夢から覚めた状態の本人にはお恥ずかしい出来という最後でした。

私は俳句がよく分からないので、その句がどのようなものなのかを判断出来ませんが、「つま先立ちしてお神輿が渡っていくのを見ている」という意味の裏側に、背伸びして無理している自分の姿を皮肉ったのかなと勘ぐってしまいました。

なんにせよ夢を覚えていることがほとんど無い私には、夢の記憶があるというのは羨ましいものです。

私にもはっきりと覚えている恥ずかしい夢の記憶はあります。

夢の中で無性に小便がしたくなって、我慢も限界に近づいてきた時に、用を足せる場所にあり付き放尿する解放感が心地良かった。

我慢している小便を解放出来た時のあの快感。

そして目が覚めると布団は寝小便で濡れていたことがありました。

幼少の頃のおねしょの話ではなく、これは大人になってからのことですが、ベロベロに酔っぱらって寝た時の副産物でした。

はっきりと記憶に残っている夢で、夢と現実が繋がった幻想的な出来事です。

おねしょ

無料の電子図書館「青空文庫」について

読書感想文〈芥川龍之介〉

インターネットの電子図書館が「青空文庫」です。

「本を電子化して、誰でも読めるようにしておくと面白い」という考えから始まった取り組みで、ボランティアの方々のお陰で成り立っています。

著作権が消滅した作品が集められますので古い作品が中心になりますが、古典の名作が無料で読めることは本当にありがたいことだと思います。

日本の名立たる文豪の作品が軒並み揃っていますし、どの時代になっても色褪せない機知に富んだ作品は、後世まで残していきたいものですので、読みたい時に誰でも読めるという発想と、その取り組みは素晴らしいの一言に尽きます。

様々なテキストで読むことができるようですが、私は愛用している電子書籍〈ブックライブ〉で無料で購入できるのでそちらで読んでいます。

実を申しますと〈ブックライブ〉で0円で購入できる書籍を発見したことから、「青空文庫」の存在を知りました。

〈ブックライブ〉も有料の同じ書籍を取り扱っているにも関わらず、「青空文庫」が読めるように取り計らってくれているのにも好感が持てます。

良い発見をしました。

HanaAkari

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