「日本からあわストーリーが始まります」 香川宜子著を読んで

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日本からあわストーリーが始まります 〈日本人〉作品を読んで
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改ざんされた歴史にメスが入ることが多い昨今、まさか徳島県にこんな秘密が…あったなんて…「アヴェ・マリアのヴァイオリン」からとんでもないことを知りました。

「アヴェ・マリアのヴァイオリン」という本に非常に感動したので、香川宜子氏の他の書籍も読んでみようと思ったのがきっかけで、「日本からあわストーリーが始まります」を読みました。

「日ユ同祖論」=日本人とユダヤ人は同族である。

イエス・キリストは日本に来た。

様々な文化、言語の一致など、最近ではそのような研究や意見交換が盛んになってきて非常に面白いですし、興味深く思っています。

神秘的な見方をすると、隠されれていたものが表に出てきたということになるのでしょう。

「日本からあわストーリーが始まります」はサブタイトルが「ユダヤアークの秘密の蓋を開いて」ですから、まさにその辺りの嘘のような本当のような面白すぎる内容でした。

古代ユダヤの民が、国の崩壊を予見して神託を受けます。

東の果てにカナンの地あり、そこでこれまでのことは忘れて再出発をするようにと…

そして古代ユダヤの民は、神から預かった三種の神器を収めたアーク(聖櫃)と共に、日本の阿波(徳島県)に辿り着いた。

それが日本(倭)の国生み神話の始まりになります。

日本の国を生んだイザナギ、イザナミの二柱はユダヤ人であり、著名な日本の神々もしかり、その後の神々はその子孫たちであるという、日本神話は歴史的な事実を物語っているなど、様々な状況証拠が網羅されていて、いちいちその全てを自分の頭で判断しようとしなければ、非常に面白い内容でした。

徳島県の剣山に「失われたアーク」はあるそうです。

一度行ってみたくなりました。

鳴門海峡大橋

ただ、私はそれらすべての面白い考察以上に、作者が本当に伝えたいことの「日本人として胸を張って誇りを持ち、正しく生きなさい」ということに一番共感しました。

日本人には歴史的に、こんな拠り所となるような誉れがあるのだから、もっと毅然と顔を上げて、人として立派に生きなさい、そうおっしゃっていました。

私はバックパッカーをしていた時に、他の国の人はそれが良いか悪いかは別にして、強い「愛国心」を持っているように思ったのですが、あの時は自分には無い感覚だと感じていました。

そんな私でも二年ぶりに日本に帰って来た時には、飛行機が日本の上空に差し掛かった時に、自然と涙が込み上げてきて、訳も分からずに静かに泣いたことを思い出します。

日本に住んでいると嫌なところが多く目に付いてしまいますが、海外に出た時に日本は素晴らしい国だったんだと思ったのは確かです。

「選ばれた民」という発想は大嫌いですが、日本人は素晴らしい民族の素質は十分にあり、他国を真似して迷路に迷い込んでしまうよりは、もっと自分たちの心に素直に従って真剣に生きることには賛成です。

祖谷渓

隠された歴史を垣間見ても、「神」への疑問は尽きません。

古代ユダヤ人が高度な文明を日本に持ってきたことで、彼らは神になったとしたら、そのユダヤ人の神は一体何者だったのだろうと思います。

高度な文明を教えたもっと高度な存在だとすると、最近よく話題になっている「神は宇宙人説」もあり得ないこともなさそうに思えます。

未知との遭遇

日本のイザナギ、イザナミの神が阿波古代史説ではユダヤ人のことだとしても、そのユダヤ人は一体何からお告げを受けていたのでしょう?

宇宙人でないとすると、人間とは違う本当の神様なのか?何なのか?

古代の祭祀では、巫女がお告げを受けることが普通だったようですので、一向にロマンは尽きません。

「アーク」が世に出て来ることがあれば、分かるのでしょうか?

妄想するのは面白いものです。

HanaAkari

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