旅の玉手箱【アーメダバード】〈インド編-22〉

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旅の玉手箱 (インド編グジャラート) 旅の玉手箱〈インド編〉
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インド国内〈グジャラート〉での動き
  • ウダイプル
    Udaipur
    〈ウダイプル〉から〈グジャラート州〉に向かいました。これ以降しばらく日本人どころか外国人旅行者とも出会いませんでした。〈グジャラート州〉で会った旅行者は、フランス人の男性一人だけでした。
  • アーメダバード
    〈Ahmedabad〉
    〈グジャラート州〉の中心的な都市です。他の地域より物価が高かったです。〈グジャラート州〉のターリーは、もの凄く美味しかったので、毎日の食事が楽しみでした。
  • パリタナ
    〈Palitana〉

    〈ジャイナ教〉の聖地、〈シャトルンジャヤ山〉が目的でした。山の上に寺院群があり、迫力がある聖地でした。

  • ササン・ギル国立公園
    〈Sasan Gir〉
    インドライオンを見に行きました。インドライオンは絶滅に瀕しているので、国立公園で保護される形でかろうじて生息しています。ジープサファリで見ることが出来ました。
  • ジュナーガル
    〈Junagadh〉
    〈ドワールカー〉に行く途中に立ち寄りました。建造物が独特だったのが記憶にあります。
  • ドワールカー
    〈Dwarka〉
    インド亜大陸から西に突き出している半島部分の西の端にある
    海辺の田舎町でした。ヒンドゥー教の七大聖都のうちの一つだという記述に惹かれ行ってみました。ここは特に理由はないけれども心地良い場所で、私には相性が良かった場所です。

このブログは私がバックパッカーとして、1997年9月20日出国~1999年11月16日に帰国するまでの間に訪れた場所を、四半世紀後の私が思い返してみたら、一体何が出てくるのだろうか?という好奇心から古い記憶を辿り、出てきたものを書いてみることを試みたものです。

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【アーメダバード】ターリーに舌鼓を打つ|旅の玉手箱 インド編-22

【アーメダバード

〈アーメダバード〉でまず最初に驚いたのは、〈デリー〉よりも物価が高かったことです。

当時の〈デリー〉の相場で考えたら、ほとんどの場所はよく似た物価でしたし、それよりも低い場合も多かったと思うのですが、〈グジャラート州〉はバックパッカーでも分かる庶民価格の範囲でも、明らかに他との違いがありました。

私が行った場所で、頭一つ抜きん出て物価が高かったのは〈グジャラート州〉と〈ムンバイ〉だけでした。

まず、安宿の宿泊料金の最低価格が他所よりも高かったです。

インドでは外国人観光客が多く訪れる観光地には、外国人向けの安宿が必ずありましたが、〈グジャラート州〉には安宿はありましたが、外国人を対象に商売をしている安宿は無かったです。

インド人が利用する安宿を利用させてもらいましたが、個室に入ると想定外の出費になるので、ドミトリーを利用するすることが多くなりました。

〈アーメダバード〉でもそうしましたが、宿のドミトリー部屋は広く清潔で、室内にはテレビもあって、これまでのインドの安宿のイメージとはまったく違いました。

客も少なかったので、ドミトリーでもくつろげて居心地は良かったです。

物価の高さは毎日の食事、ターリーでも歴然とした差がありました。

これまではターリーは庶民の定食で安いというのが当たり前だったのが、〈グジャラート州〉ではそのターリーも、平均的な相場の2~3倍の値段が通常でした。

ターリー

ただ、これには一切文句はありません。

〈グジャラート〉のターリーは滅茶苦茶、美味しかったからです。

サブジ(おかず)の種類も豊富で、全体的にボリュームがあり、味付けもサブジによって違いがあり、食を楽しむことのできる一皿でした。

正直、他の地域では時に仕方なしに嫌々ターリーを食べることもありましたが、〈グジャラート〉ではそのターリーを食べることが楽しみでしょうがなかったので、インドで食事を心底楽しめた貴重な出来事になりました。

貧乏旅行をしていると、庶民が食べる安いものを食することが当たり前になっていて、その中に美味しい食べ物を発見する喜びを期待するのですが、その多くは私には残念なことが多かったので、〈グジャラート・ターリー〉に出会った時は本当に嬉しかったです。

それは他よりましだったということではなくて、心底美味しかったと何度もお伝えしたいことです。

グジャラート州は「階段井戸」が多くある地域でした。

階段井戸

〈アーメダバード〉では「階段井戸」を散歩がてら見に行きましたが、よくこれほど深く掘ったものだという驚きしかありませんでした。

日本に住んでいると、「水」が普通にあることが当たり前ですが、インドの乾燥した大地を見ていると、命に必須の「水」を求めて、地中深く掘り進んだの昔の人々を想像しました。

ただ深く無機質に掘り下げるのではなく、機能的に階段を設けてはいるけれども、こだわった装飾も一緒に施しているので芸術的でした。

階段井戸

だた穴を掘って水を確保するだけだと普通ですが、現実的なことと芸術性が一体になっているのが素晴らしいと思います。

乾いて禿げあがった大地に乾いた空っ風が吹き、砂埃が舞うインドの景色を思い出すと、日本がいかに水が豊富で恵まれているのかが分かります。

井戸ももっと簡単に掘れるでしょう。

自分の当たり前は、他所では当たり前でないということを知れて良かったと思います。

〈グジャラート州〉について、個人的な視点から…

知り合いのジャイナ教徒のインド人が、〈グジャラート州〉はインドの中で、裕福な地域だと教えてくれました。

私が〈グジャラート〉に行ったのはかなり前のことですが、他の地域との物価の違いから納得できる話でした。

明らかに他の地域よりも物価が高かったです。

インドの国鳥〈クジャク〉

〈パリタナ〉にはジャイナ教の聖地、シャトルジャヤ山があり、その寺院群の豪華さからも裕福さは想像できました。

「偉大なる魂」マハトマ・ガンジーの出身地でもあり、ガンジーはここを拠点にしてインド独立の為の活動を行いました。

そして私が〈グジャラート州〉のことで一番言いたいのは、グジャラートの〈ターリー〉は、絶品だったことです。

他の地域よりも値段が高かったですが、とにかくもの凄く美味しかったです。

HanaAkari

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