読みながらやさしさに包まれました。癒されるようなやさしさ、美しさがありました。
96歳で亡くなった〈芹沢光治良〉氏、最後の作品でした。
親神様の計らいを受け、文章でその御心を人々に届けるお役だったようですが、ご自身の実体験を基に書かれているので堅苦しくなく親近感が持てるので、すらすらと読むことが出来ました。
神様の言葉が大切なのは重々承知でありながら〈芹沢光治良〉氏の、美しくてやさしい文章がとても印象的でした。
作品全体がやさしさに包まれている感じがして、お人柄が存分に表れているのだと思います。
天の音楽の調べは、地上の言葉では表現することは出来ない程に美しいそうです。
それは神様の声に違いないと悟ったようでした。
羨ましい御経験だと思いました。
「天の調べ」を是非とも聞いてみたいものです、もしその資格があるのなら…
私はこの作品で大好きだったのは、亡き妻との思い出を語られている箇所でした。
やさしい愛の光に満ちていて、不思議とこちらの心もやさしくなりました。
ほんのりとした春の陽気に心嬉しくなるような、やさしさに包まれるような、それはこれまでに読書で感じたことのない感覚でした。
〈芹沢光治良〉氏と奥さんの愛に溢れた思い出から、お二人はフランスに御縁があったのが分かりました。
フランス国旗の意味するのは、「自由」「平等」「博愛」です。
「リベルテ=自由」「エガリテ=平等」「フラテルニテ=博愛」何度も文中に出てきました。
フランス国旗「トリコロール」
フランス国旗の青、白、赤の三色には「自由」「平等」「博愛」の意味が込められています。
「リベルテ=自由」「エガリテ=平等」「フラテルニテ=博愛」
HanaAkari
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